「(仮称)トレジャーキッズたかどの保育園」は、今週初めから建方工事が始まりました。
鉄骨造の建物は、工場製作した部材を現場で組み上げていきます。
あまり大きなものトラックで輸送できないので、それぞれの部材に分けるのですが、繋がる部分を「継ぎ手」といいます。
これらは、どの部分で繋ぐのが構造的によいか、また施工に適しているかなども含めて設計されています。
その部材を実際に繋ぐのは人の手仕事。
クレーンオペレーターと職人の息が合っていなければ、危険が伴う仕事なのです。
梁の片端を一旦仮止め。
そしてボルトナットを順に締め付けていきます。
手前の左にある柱が、前回の記事でとりあげた部材。
横たわっている姿と、実際に立ち上がったのでは、随分と心象が変わるものです。
延べ面積600㎡以上。
その躯体が組みあがりました。
これら、文字通り鉄の骨がこの建物の安全を担保するのです。
文責:守谷 昌紀
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映
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