一級建築士事務所アトリエm 守谷 昌紀 のすべての投稿

大阪市平野区、設計事務所。建築家 守谷昌紀

「頑張れる家(イタウバハウス)」-22-バルコニーにて

 先日、日記に書いたのですが7月8日(日)は、イタウバハウスへ行っていました。

 住宅情報誌の取材だったのですが、話の流れから、クライアントがジューンベリーの写真を何枚か送ってくれました。

 夕食はバルコニーで食べたんですと、その写真も添えられていました。

 メッセージも転記します。

 妻とあらためて「ほんまこのバルコニー最高やな、気持ちいいわ!」と言いながら食べていました。
 子供は遊んでほとんど食べませんでしたが……
 

 ここでビールを飲んだら気持ち良いだろうなと思うのですが、夫妻はお酒を飲みません。

 よって、これはビール好きの勝手な妄想なのです。

 花。

 実。

 収穫。

 紅葉。

 よじ登る。 

 笑う。

 家は普段の暮らしの場であり、ドラマが起こる舞台でもあります。

 毎日をドラマチックに暮らせる、工夫、仕掛けをしたいと思うのです。

 日常にそんな余裕はないという声が聞こえて来そうですが、それでも構いません。

 その可能性を夢見るのが私達の仕事ですから。

文責:守谷 昌紀

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「私の家」-3-古家に学ぶ

 今住んでいる家から学ぶことも色々ありました。

 3年住んだ我が家を総括してみます。まずは悪いところから。

 最も大きな問題は、やはりプランです。従来からの木造住宅のグリッドは0.91m。私の家もこのモジュールが守られています。しかし、これは対応能力を欠きがちです。

 例えば6畳間の短辺は壁芯で2.73m。壁厚を引いた有効幅は約2.6mです。例えばここに巾0.8mのテーブルを置くと残りは1.8m。両側にとれば0.9mずつです。

 一見十分な数字にも見えますが、ダイニングにはサイドボード的なものが来ることがほとんど。

 それが0.45mだったとすると、それぞれが0.675mずつとなります。

 主動線でなければ、何とかならない数字ではないですが、快適とは言い難いのです。

 もう1グリッド大きくすれば8畳。壁芯3.64m角になります。

 有効は3.51mなので、同じ計算をするとそれぞれが1.355m。かなりの広さになります。広すぎるとも言えるのです。

 グリッドのある事で、建築資材を共通化できるというメリットはあります。しかし、一生の使い勝手を考えると、ここはこの基準から外れるべきとこるなのです。

 また、敷地がかなりあれば何とでもなりますが、一般的な敷地では、もっと繊細なプランが必要になってくるのです。

 今度は反対に良いところ。

 いわゆる個室は2部屋しかないにも関わらず、庭はそこそこの大きさがあります。更に縁側と庇つき。

 これは日本の住空間が世界に誇れるものだと実感できます。

 少々雨が降っていても、掃出し窓を開け、縁側に座れば、私だけの静寂な外部になるのです。

 毎朝ここに座り、5分ほど目を閉じます。瞑想と呼べるかどうかはわかりませんが、それでもこの時間があると無いとでは、1日の始まりが全く違います。

 この外と内をどう考えるか。これが最も大きなテーマです。建築とは宇宙を切り取る作業とも言えるのです。

【ここまで掛かった費用】-単位は円-
【A】<土地その他諸費用小計(税込)> 28,768,797
【B】<建築工事費>
【C】<施主支給>

□□□以下は明細□□□
【A】-1 <土地> 27,500,000
【A】-2 <土地関係の諸費用> 1,268,797
———————————————————————
小計 【A】28,768,797

【A】-2 <土地関係の諸費用>の明細
固定資産税精算 80,347
土地仲介手数料 929,250
司法書士 事務手数料 105,000
不動産売買契約書印紙代 15,000
登記費用(土地移転) 244,200

文責:守谷 昌紀

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「私の家」-2-土地購入まで

 今回の計画は、改修ではなく建て替え。

 築37年の木造住宅は、改修で住めないことはありません。しかし、子供、孫と3代は住める家にしたいと思っています。本人たちが望めばですが。

 反対に言えば、そのスパンで建てられているとは言えないのです。

 2009年1月中旬、現在住んでいる家が売りに出ているのを、新聞広告で見ました。土地108.88㎡(約33坪)、築昭和50年10月の古家付きで2980万円。

 購入までの流れを時間経過と共に書いて行きます。

2009/1/18(日) 不動産会社の店長、担当者と共に現地視察。「物置、エアコン3台、照明器具撤去で2600万円なら買うと」伝える。

2009/1/20(火) 担当者から「売主が2650万円で買付証明(10万円)を出して欲しい」と連絡あり。※「買付証明」は、その値段なら買う人が居ることを書面とお金を添えて伝えるもの。

2009/1/29(月) 担当者より「2800万円なら売る」と連絡あり。

2009/1/31(土) 現地にて再度担当者と会う。実測。「エアコン撤去無し、照明器具と物置撤去で2750万なら即決する」と伝える。

2009/2/4(水)  担当者から「照明器具と物置はこちらが撤去、エアコン3台はそのままなら2750万でOK」の返事あり。購入の意思を伝える。

2009/2/9(月) 担当者に、契約書、重要事項説明書の書式を先に貰い下見。

2009/2/12(木) 10:00am 不動産会社にて契約。※法律で資格の看板を掲げた場所でしなければならない。

2009/2/26(木) 11:00am 銀行で決済。後輩の司法書士、売主、仲介にはいっている互いの不動産会社。その後、法務局東住吉出張所で抵当権の抹消。

2009/3/20(日) 引越し。

 あれから3年3ヶ月。本格的に設計を開始します。

【ここまで掛かった費用】-単位は円-
【A】<土地その他諸費用小計(税込)> 28,768,797
【B】<建築工事費>
【C】<施主支給>

□□□以下は明細□□□
【A】-1 <土地> 27,500,000
【A】-2 <土地関係の諸費用> 1,268,797
———————————————————————
小計 【A】28,768,797

【A】-2 <土地関係の諸費用>の明細
固定資産税精算 80,347
土地仲介手数料 929,250
司法書士 事務手数料 105,000
不動産売買契約書印紙代 15,000
登記費用(土地移転) 244,200

文責:守谷 昌紀

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「四丁目の家」-22-赤坂→写真撮影

 前日は赤坂のホテルに泊まり、6月6日(水)は朝から「四丁目の家」へ移動。

 赤坂プリンスホテルが解体される事を、地元のレストラン経営者は非常に憂いていました。営業していないだけでも堪えるのに、工事が始まれば客足は更に遠のく。

 一旦遠のいた足は、簡単には戻ってこない。何とか今の建物を活かす方法はないのでしょうか、と。

 1984年開業の、40階建てのホテルが30年足らずで解体されること自体、大きな社会問題です。更に、地域に与える影響が大きいことも実感しました。

 計画は変わらないのでしょうが、事業体はこの声に耳を傾ける必要があるはずです。

 話を元に戻して、現地までは地下鉄で20分程。まずは内部から撮っていきます。

 2階は若夫婦世帯の住空間。

 キッチンに立つと、間口11.5mが見渡せます。

 東からキッチン、ダイニング、リビング、階段、一番西側に書斎という配置。

 一番奥の書斎は、ご主人たっての希望でした。

 リビングにはソファを置かず、直接床に座って使っているそうです。

 と言うのも、この日は平日で夫妻は共に仕事。1階の親世帯のご夫妻が、立ち会ってくれたのです。

 2階の住人が居ない中、撮影を許容して貰い、本当に有難いと思うのです。

 居間の北隣には子供部屋と寝室が並びます。

 ラグの若草色がとても良い感じです。

 この家の特徴は、何と言ってもウンテイと大きなバルコニー。

 今は吊り下げイスが下がっていますが、縄梯子もありました。

 遊び道具であり、運動器具でもあるのです。

 塀の間にあるのはゴーヤだそうです。

 夏には青々としたツルが2階へ向かって伸びているでしょうか。

 この日の天気は生憎の雨模様。この家は白が基調なので、何とか青空を背景に撮りたいところです。

 もう一度、ここに来る理由が出来ました。

文責:守谷 昌紀

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「私の家」-1-プロローグ

 4、5年前から、そろそろ私達の家を……と考えていました。

 実家の近くで古家が売りにでており、それを買ったのが3年前。2009年2月の事です。

 私にとって建築設計とは。

 誰かの幸せに貢献する建築を創る事です。

 それが感謝に値するものなら、その対価こそが報酬だと考えています。

 コスト、敷地条件等、様々な要望を受け入れ、何とか実現するのが私の仕事で、どの作品ひとつとっても簡単ではありませんでした。

 25歳で独立した私に、人生の中でも最も大きな決断を要する家や店舗の設計を任せて貰った事には感謝しかありません。

 それ故「目的は自分の家を建てる事」という建築家志望の若者に「それが人生の目標だという設計者に、大切な家を任してくれるだろうか」と詰問したことは一度や二度ではありません。

 仕事とは、あくまでも他者との関わりあいの中にあり、その緊張感こそが自分が求めていたものだったのです。

 それが自邸となると。正直に言えばまだ整理しきれていない部分もあります。しかし子供も色々な事が分りだし、これより後ろにずらすと、妻、彼らの為に創るこの家の意義が薄れてきます。

 仕事の合間に進めて来たこの計画を、本気で進めることに決めました。

 そこで問題になるのが「私」です。私自身は何を望んでいるのか。

 実はまだコンセプトが固まった訳ではありません。その葛藤から、掛かった費用に至るまで、全てここに書き綴って行きたいと思います。

 次回は、まずは古家付の土地を購入するまでの流れを。

 計画名は「私の家」とし、2013年の1月竣工を目指します。

文責:守谷 昌紀

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■
7月8日(日) 7:58pmから8:54pm「匠」として出演します

【Events】
■6月1日~6月30日までハービスPLAZA(大阪)4階にて
「イタウバハウス」のパネル、模型を展示
【News】
■『建築相談ハンドブック』6月1日発行に「Shabby House」掲載

◆メディア掲載情報
◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「Shabby House」-30-ロケハン

5月17日(木)は1週間振りの「Shabby House」へ。

 重なる時は重なるものです。

 この日は雷雨の予報で、チンチン電車と地下鉄を乗り継いで。

 早めにお子さんを迎えに行き、ご主人が待ってくれていました。

 娘さんもあっと言う間に大きくなりました。

 現在のお気に入りは、テントの家のようです。

 先月の中頃、情報番組のディレクターから、この家を見せて貰いたいと連絡がありました。

 私は居ても居なくても良いという事でしたが、もし説明が必要ならと伺ったのです。

 来訪したディレクターは本日中に東京に戻りたいとのことで、早速夫妻が案内してくれました。

 この家が出来るまでのストーリーを、土地探し、「サロンのある家」のクライアントを介して私達の出会い、設計のコンセプト、物選びのこだわりまで、的確に説明してくれました。

 もう完璧でした。

 私が補足するようなことは一切無し。

 改めて、この家への愛情を感じました。

 ディレクターも、玄関ドア、酒部屋にはかなり興味を示し「是非取材させて頂く方向で」と新大阪へ向かったのです。

 その後、ビールを用意して頂き……

 こだわりのベルギービールが適度に冷えていました。

 オリーブの実、スモークチーズで乾杯。

 アンチョビで味付けされたオリーブオイルに野菜スティックを付けて。

 何が入っていたのか、最も重要な素材を忘れてしまったのですが。

 家のその後、子供のこと等話題はどんどん展開して行きます。

 クライアントとの四方山話は、最も楽しい時間です。

 「できれば、今後はご友人として」と言って貰ったのですが、説明をし、それは辞めておきますとお返事しました。

 私にとって、友人という関係より、設計者とクライントという関係の方が大切なのです。

 心地よい緊張感のなか、プロとしての技量が問われ、それに何とか応えられた後に出来る清々しい関係が、最も好きなのです。 

 何より真剣勝負の場が好きというのが、偽らざる本音。夫妻には良く理解して貰えたと思っています。

 何と言っても楽しい時間で、帰りは終電。ちょっと長居しすぎましたが。

文責:守谷 昌紀

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「Shabby House」-29-1年3ヶ月点検

5月9日(水)は朝からの雨。

工事中は自転車で通っていましたがこの日は断念。

正面のブンデンストウヒはヨーロッパでクリスマスツリーに使われる樹種。

よって常緑樹ですが、新芽が出ていました。

この日は奥さんとは会えなかったのですが、キッチンカウンターにはポンセチア。

赤い部分はハナミズキと同じように、花弁ではありません。

手摺はスチール製で、マグネットの尺取虫が付いていました。

ここに来ればこの部屋はのぞいて帰ります。

酒部屋の雪見障子は下端が少し擦れているようで、要調整です。

躙り口からの良い写真が無かったので、再度撮影させて貰いました。

点検は主に建具の調整、壁隅の隙間埋めなど。

半日くらいで何とかなりそうです。

家の大きな役割に、街の景色をに担うというものがあります。

以前「小学生が可愛い家やね」と言っているのが聞こえたと教えてくれました。

そんなことが、とても励みになるものです。

様々な種の草木は更に、道行く人の目を楽しませてくれるのではないかと思います。

クリスマスには文字通りのクリスマスツリーをライトアップしていたそうですが、この辺りはそのような習慣はないそうです。

ちょっと浮いていたとか。それもクリスマスくらいは許されるはず。

今年はその写真を撮りに来たいと思っています。

こちらのお家、また来週くる予定です。

文責:守谷 昌紀

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「池を望む家」-22-テレビ撮影

 5月3日(木)は4連休の初日。昼から池を望む家へ向いました。

 テレビの撮影があったのです。

 まずは池越しの撮影ポイントへ。

 ディレクターが見てみたいとの事。

 思ったより距離があるので難しいとのこと。写真と動画は色々な面で違います。

 内部を一通り見て、撮影場所が決まりました。

 池を望むリビングはクレーンという道具を使っての撮影。

 滑らかに、特殊な動きをします。

 この日は、家族を連れて行っていました。

 妻は物の移動の手伝い要員。しかし、撮影クルーが4人でテキパキと動いてくれたので全く不要。

 子供を連れていったのは、4人で遊べば少しは楽しいかなと思ったからです。

 前回は2010年だったので2年振りですが、子供が打ち解けるのに時間はほぼ不要。

 長男はいつも通り盛り上がっていました。これも一種の才能なのかなと思います。

 新しいアイテムとしては、リアル人工芝?がバルコニーに張られていました。

 これはなかなか良い感じ。

 家の中に飽きれば、斜面の庭へ。

 トカゲを見付け追いかけるも、とり逃がしてしまいました。

 今度は皆で、池へ向かって石を投げ出しました。
  
 笑っていると、下の岸辺でゴソゴソ動く気配が。

 池に立ちこんでの釣り人が居たのです。

 当っていれば笑いごとでは済まないところ。

 何とか笑いごとで済みましたが。

 池を望む書斎も3つの撮影箇所のひとつ。

 外観は池側からのカットでした。

 撮影があると、時間拘束、掃除の手間など、何かと迷惑を掛けます。

 また、住んでいるところを撮影されたいという人は、滅多に居ません。

 出来る事はしてあげようという気持ち以外に、動機はないのです。

 そのおかげで、多くのクライアントと出会うことが出来たのです。
 
 帰り際、ご主人と「また釣りにでも」という話になりました。
 
 この約束、前にもしたことがあるかも……また誘います。

文責:守谷 昌紀

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「あちこちでお茶できる家」-13-1ヵ月点検

 4月28日(土)は1ヵ月点検へ。

 この日の気温は29℃。

 4月の初めにははほとんど葉の無かったイロハモミジ。

 春の日差しを受け、一杯に葉を付けていました。

 土間でお茶することってあります?と聞けば「宅急便のサインなんかにはとても便利」と。

 やや拍子抜けしてしまいました。

 「これからの季節でしょう」と奥さんは笑っていましたが。

 一通り見て廻り、いくか是正工事もでましたが問題はなし。

 「子供と作ったんですが、ちょっと甘さが足りないかも……」とスイートポテトを出して貰いました。

 スタッフは2つも貰っていました。問題なにどころか、とても美味しかったです。

 四方山話をしていると、芝刈り機が届きました。

 芝生も青々としいます。

 1年目の夏は、特にしっかり目に水遣りをと伝え、事務所に戻りました。

 近所の人には「変わった家」って言われるんですと、ご主人が言っていました。

 「勿論良い意味で、ですよね」と笑っていたのですが、真相は分りません。

 もうひとつ「とても入り易い家って言って貰いましたよ」とも。土間は間仕切ることもできますが、夜意外はいつも全開放とのこと。

 このプランは「いつも開放していて良いくらい片づける」という覚悟も含まれれいることを、改めて認識したのです。

文責:守谷 昌紀

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「あちこちでお茶できる家」-12-人あり竣工写真

 先週の4月5日(木)は竣工写真の撮影でした。

 前々日の3日(火)は台風並みの風が全国で吹き荒れ、撮影日を5日に延期したのです。

 それでも予報は安定せず……。結果的には、何とか夕方までもち、納得のいく撮影ができたのですが、いつもながらヒヤヒヤものです。

 広い玄関土間は、この計画のコンセプトを明確に表しています。

 土間におくと、イームズのタフさがよく分かります。

 土間から繋がるリビングには、ピンクのYチェア。

 ペンダントはルイスポールセンです。

 全てクライアントのセレクト。

 センスだけでは片づけられない、アグレッシブさがあると言えばおおげさでしょうか。

 今回の撮影では、空間だけでなく人物有りにもチャレンジしてみました。

 奥さんは、子供と遊んだり、位置を誘導してくれたり。

 本当に有難いことです。

 上のお子さんはキッチンで料理中のカットも撮りました。

 本当の昼食の準備です。

 人物有りのカットが増えるので、自分で撮れるところは自分で撮ってみては、と写真家から提案がありました。

 よって2階は全て私の撮影。

 2階のファミリースペースは、長細い空間で、ちょっと苦労しました。

 子供部屋はピンクの水玉模様。

 寝室は、ヴォルドーの壁にコルクタイル。

 洗面の後ろは緑。

 カウンターの焦げ茶と相性の良い色です。

 照明、時計などもとてもカラフルですが、まとまりもあります。

 本当に好きなもので構成すれば、必ず良い空間になる、という確信があります。

 但し、「本当に」が大事なのですが。

 キッチン回りの小物も、増えていました。

 昼の部が一段落した時に、奥さん紅茶を煎れてくれました。

 そして計画中の事、家族の事などの四方山話を。
 
 そんな状況がある事が、幸せな事だと思えます。

 快晴の空に、山並みのような外観。

 長辺は真南に向いており、短辺は敷地に直交しています。

 大きなバルコニーからは真南に上がる、世界最大の花火大会が見れます。

 昨日写真家から、機器のトラブルでプリントの納品が遅れそうと連絡がありました。

 しかしデータは先に届くそう。

 今日は朝から、ポスト行きを繰り返します。

文責:守谷 昌紀

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記