気持ち良い秋晴れの下、定例打合せ前の現場に立ち寄ります。
この計画はT字の敷地が特徴ですが、頭の棒線の左から敷地を見てみます。
南側から見ることになり、日の当たり方が良く分かります。
今度は反対の北側から。
敷地環境は人の手ではどうすることもできないので、この紐解きが建築設計の始まりとなるのです。
T字の縦線の下。東から見てみます。
敷地をよく見れば、どの空間をどの場所に配置するかは自然に決まって行くものなのです。
前回「もうダメだ、が仕事のはじまり」と書きました。
何とか擁壁の件を解決したのですが、一難去ってまた一難。
またまた歯ごたえのある課題がでてきていたのですが、それも何とか解決の糸口が見えてきました。
びっくりするくらい色々な課題がでてくるのが建築です。
全く問題がなく、簡単に解決できることに、お代を払ってくれる人など居るはずもありません。
困難こそが仕事の本質なのです。
そんな中、スーパーパイロットが助けに来てくれました。
トラックから手際よく一人で地面に降りたち、さっと仕事を始めます。
いつ見ていても鮮やかなもの。
もう完全にガンタンクを操るリュウ・ホセイなのです。
定例打合せを終え、阪神高速で会社に戻ります。
現場や打合せはエンターテイメントです。
大変を楽しく。
これが私のモットーなのです。
文責:守谷 昌紀
■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載
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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました