6月は、撮影においては最も気を使う季節です。
ギリギリまで悩んで決めた6月13日(木)は、快晴となってくれました。
これからは気象庁の予報を最重要視すると決めました。
道中、長居公園の外周は多くのランナーがアップをしているようでした。
何かの大会が催されているようです。
長居公園が快晴なら、住吉区歯科医師会館も勿論晴れ。
写真家の平井美行さんにお願いしていました。
竣工時より、ジューンベリーの葉が青々としています。
まさに撮影日和です。
この建物のプランの中心は、2階の北東にある光庭です。
この部分の工事は難易度が高く、ようやく最終形を載せることができました。
奥と右の壁下部にあるのが、視線は遮り、風は通すルーバーです。
そして中央には3つのトップライトが並びます。
光庭の周りに、会長室、事務室、小会議室が並びますが、会長室の執務机横から、光が差し込んでくるようプランしました。
仕事の合い間をぬって公務をこなす姿をいつも見ていたので、少しでも良い空間を提供したいと考えたものです。
1階の大会議室には机と椅子が入っています。
トップライトの真下に入るとこのような景色。
先月末、すでに一度公演があったのですが、プロジェクターを使う際、ブラインドを閉じても少し明るいとのこと。
明るいことは喜んで貰っているのですが、この点は課題です。
絵の正面に入るとこんな景色です。
marianeさんの絵も、前回より活き活きと見えるのは、私の気分からでしょうか。
エントランス右に、館のロゴも取りつきました。
この竣工写真の撮影まで終えて、私の仕事はワンクールなのです。
しかし若干のトラブルが発生し、夕景の撮影だけが持ち越しになりました。
間違いなく防げた問題で、かなり腑に落ちていなかったのですが、平井さんには梅雨が明けた頃を狙って、再度来て貰うことになりました。
撮影においては天の気分に影響されます。
その意味で、昼景の撮影は120点だったので、良しとなければなりません。
トラブルをネタにする。
これはいつも心掛けてきたつもりです。
しかしこの日は、正直久し振りにカリカリきていたのです。まだまだ修行の日々は続きます。
文責:守谷 昌紀
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