家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」‐5‐取説とエピローグ

 木曜日の昼から「取り扱い説明」、いわゆる「取説」でした。

 引渡し前に、キッチン、ガス給湯器などの担当者が順に現場を訪れます。

 キッチン担当は、少し早めに来て準備中。

 この住宅のメインコンセプトは「家事動線がコンパクト」。

 キッチンとダイニングテーブルは横並びなので、動線は最短です。

 階段の向こうにあるのは洗濯室。

 洗濯機は引っ越し時に据えられますが、その上にあるのは簡易アイロン台です。

 洗濯室からは脱衣室、洗面へとアプローチできます。

 エントランスからの並びは、シューズクローゼット、クローゼット、洗面、脱衣室、浴室。

 脱衣室は洗濯室とつながり、洗濯室とキッチンがつながります。

 更に全てに廊下からもアプローチできるのです。

 そうこうしているうちに奥さんがみえ、説明が始まりました。

 正面に見えるのは中庭。

 コートハウスはやはり光が優しい。

 6畳ほどの空間ですが、2階の窓から1階とコンタクトできるようになっています。

 奥にあるのは当面は土遊び場、将来は緑を植える予定です。

 中庭は2階においても価値があります。

 1、2階ともですが、全ての部屋が中庭に向いて開いているので、完全にプライバシーが守られています。

 こちらの住宅の公開は現場まで、よって今回が最後。

 これもストーリーの1つなのです。

文責:守谷 昌紀

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