「千葉の家」-2-関東と関西で違う地鎮祭

先週の土曜日、地鎮祭が執り行われました。

残念ながら、私はスケジュールが合わず……全て施工会社の方へお願いすることになりました。あの掛け声をかけられず残念です。

何とか雨が降る前につつがなく終了したと連絡があったのです。

この4年程のあいだに、関東圏の仕事は3件目になりました。色々な国、地域で仕事がしたいと思っているので、とても嬉しいことです。

地鎮祭は関東と関西で違いがあります。

設計者の鎌入れ→クライアントとが砂山を堀り→施工者が鎮め物を埋める、という流れは同じですが、クライントの持つ道具が逆なのです。

大阪のクライアントがもつのは鋤(すき)。大きなスコップのような形状のものです。

ですが、「千葉の家」のクライアントが持つのは鍬(くわ)。このあたりの地域差は大変興味深いところです。

大阪からは距離にすると560km。移動には片道4時間半ほど掛かります。しかし、それを上回る刺激があるものです。

確認申請が下り次第の着工で、竣工は9月末の予定。暑い夏になりそうです。

文責:守谷 昌紀

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記