「あちこちでお茶できる家」-2-地鎮祭

 先週の金曜日は地鎮祭でした。

 普段、現場に出られている人には「暑くて大変ですね」と言っておきながら、その大変さを改めて実感している次第です。

 この日は曇りでしたが、やはり夏は暑い。

 現地にはテントが設営され、縄張りも終わっていました。

 建物の位置も、このタイミングでチェックします。

 模型も一緒に持って行きました。

 一番上のお姉ちゃんが、伯父さんへ熱心に説明してくれました。

 何度も見た模型なので、大分愛着を持ってくれた、と思いたいです。

 式典は、神社によって意外に違いがあるものです。

 四方払いの際、色紙が入っていました。

 なかなか美しいものです。

 式典前半の鎌入れは、設計者が先に行います。

 しかし、その他は全てクライアントが初め。

 2回目ですというクライアントはあまりいないので、急に作法を聞いても結構緊張すると思います。

 玉串奉納でも、頭の中で「二礼、二拍、一礼。その後、玉串の茎の部分を時計回りに回して祭壇向きで」など、意外に覚えないといけないことが多いのです。

 私が心掛けているのは、出来るだけキビキビと、くらいです。

 間違っていたら、神主さんが指摘してくれますし、真摯に、誠意を持っていればそれで良いと思うのです。

 クライアントのお父さんから、何故建物が敷地に直角ではないのか質問がありました。

 この答えを上のお姉ちゃんが説明してくれ……という事はありませんでしたが、好条件を活かす為、建物を真南に向かわせたかったのですと、説明しました。

 式典が終わった頃に、雨がポツポツと降ってきました。今回も滑り込みセーフと言う感じでした。

文責:守谷 昌紀

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