先週の金曜日は地鎮祭でした。
普段、現場に出られている人には「暑くて大変ですね」と言っておきながら、その大変さを改めて実感している次第です。
この日は曇りでしたが、やはり夏は暑い。
現地にはテントが設営され、縄張りも終わっていました。
建物の位置も、このタイミングでチェックします。
模型も一緒に持って行きました。
一番上のお姉ちゃんが、伯父さんへ熱心に説明してくれました。
何度も見た模型なので、大分愛着を持ってくれた、と思いたいです。
式典は、神社によって意外に違いがあるものです。
四方払いの際、色紙が入っていました。
なかなか美しいものです。
式典前半の鎌入れは、設計者が先に行います。
しかし、その他は全てクライアントが初め。
2回目ですというクライアントはあまりいないので、急に作法を聞いても結構緊張すると思います。
玉串奉納でも、頭の中で「二礼、二拍、一礼。その後、玉串の茎の部分を時計回りに回して祭壇向きで」など、意外に覚えないといけないことが多いのです。
私が心掛けているのは、出来るだけキビキビと、くらいです。
間違っていたら、神主さんが指摘してくれますし、真摯に、誠意を持っていればそれで良いと思うのです。
クライアントのお父さんから、何故建物が敷地に直角ではないのか質問がありました。
この答えを上のお姉ちゃんが説明してくれ……という事はありませんでしたが、好条件を活かす為、建物を真南に向かわせたかったのですと、説明しました。
式典が終わった頃に、雨がポツポツと降ってきました。今回も滑り込みセーフと言う感じでした。
文責:守谷 昌紀