「Shabby House」-28-撮影とハイボール

今週の月曜日、「Shabby House」の写真撮影に行ってきました。

前日の昼からかなり降って来ましたが、何とか晴れ。

今回は、写真家に撮って貰うので、そのサポートが主な仕事です。

ここにUPするのは合間に撮ったディティール写真ですが、外観がないと何か様にならないので載せてみます。

玄関脇にはベンチが増えていましたた。

100年以上は経っている玄関ドアと濃淡で映えています。

このあたりのこだわりは、生半可なものではありません。

酒部屋の撮影は、夜になりました。

外光が入ってこないほうが良いとの判断からです。

この選択肢は私には全くないもの。出来上がりが楽しみです。

1階は主に来客用の部屋。

建具を引き出せば、間仕切れるようになっています。

一年で、最も日の長い時期です。

全ての撮影が終わったのは8時過ぎでした。

そのあと、夕食に誘って貰いました。

オーブンで焼かれるミートパイ。

さっきまで火に掛かっていたパエリア。

もう見ての通り。ビールまで頂き、幸せな時間でした。

ご主人の希望は、ほぼ酒部屋だけ。勿論お酒が大好きです。

この日は、角ビンでハイボールを作ってくれました。

「黄金比があるんですよ」の言葉通り、とても飲みやすく、最高に美味しかったのです。

正直に言って、ウィスキーを心から美味しいと思ったのは、初めてでした。

「ここは人をもてなすあばら家です」とはご主人の弁。

来客が増え、娘さんが初対面の人と打ち解けるのが早くなったと、教えてくれました。

今ここにある、普通の幸せ。

そんな言葉に、偽りのない仕事をしたいと思うのです。

文責:守谷 昌紀

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記