今週、唯一の雨だったのが14日の火曜日。
「碧の家 」はこの日が現場打合せでした。
ようやく足場がとれ、碧の外観が見えるようになりました。
曇天は曇天で映えますが、晴れの日はまた違った印象になるでしょう。
正面にあるのは花壇。
ここは、碧、白、グレーのタイルをランダムに貼っています。
キッチンと外部の碧は同色です。
壁のタイルは、水色、白、アイボリーをこちらもランダムに貼りました。
ランダムではあるのですが、位置は1枚1枚指定しました。
数枚違うところもありますが、概ね展開図通りです。時間があるひとは間違い探しを。
2階の収納内は、棚を細やかにレイアウトしています。
収納でありながら、家具のように仕えるはずですが、この景色の中にも、後で「碧」が入ってきます。
大工工事もほぼ終了。
最後に製作して貰うのは、ロフトへのハシゴです。
この景色の中にも「碧」は入ってきます。
いつも「碧」が中心にあるのです。
ルネサンスの天才、ミケランジェロは彫刻するとき、大理石の中に居る人を掘り出してあげるイメージでノミを振るったといいます。
格好をつけて言えば、その感じ少し分かる気がするのです。
私の最も重要な仕事は、「本当に好き」をさぐりあてることだと思っています。
この厳しい世間を生きて行く時、錆びや澱のようなものがまとわりついてきます。
それらを削り落とした中に「本当に好き」はあると思っているのです。
文責:守谷 昌紀