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【ゲンバ日記チャンネル】『あの森のOhana』Episode2-新敷地-

■■■「コンクリート打放し H型プランの平屋」 ■■■
9月20日(祝・月) 11:00~15:00 オープンハウス開催

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【News】

■■■ 『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■

■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

「あの森のOhana」かやしまフォトスタジオ‐5‐【ゲンバ日記チャンネル】Episode1-プロローグ-

■■■ 【ゲンバ日記チャンネル】はじめました ■■■

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【News】

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■■■  

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀(著)

◆メディア掲載情報

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「あの森のohana」かやしまフォトスタジオ‐4‐カメラマンの石井さんに語ってもらいます

現Ohanaで次のOhanaの打合せをする。

何だか不思議な構図です。

定例打合せは、この広いスタジオを贅沢に使わせて貰っています。

大きい窓は、このベンチに腰掛けたとき、肘をおくのが丁度よい位置を模索しました。

下の窓は子供さんが思わずのぞきたくなる窓を考えました。

「ここに腰掛けて外を眺めるのがすごく気持ちいいんですよ」とカメラマンの石井さん。

現場の方は掘方。

配筋と進んでいますが、何せこの雨続きで現場は四苦八苦しています。

雨続きのなか、急に晴れそうと分かったので、少し早めにやって来ました。

【ゲンバ日記チャンネル】で動画の配信を始めたのですが、第2弾は『あの森のOhana』を取り上げたいと思います。

石井さんに協力してもらい、1回目の撮影をしてみました。

なぜ現在のOhanaができたのか。

また、立ち退きの経緯などを石井さんに語ってもらいました。

すでに『Ohanaな日々』でかなり詳しく語られていますが。


すでに13年のお付き合いで、進行もいたってスムーズ。

とても楽しかったのです。

現Ohanaへの思い入れと、次のOhanaで目指すものを、できる限りお伝えしていきたいと思います。

文責:守谷 昌紀

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■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■■■  

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀(著)

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「あの森のohana」かやしまフォトスタジオ‐3‐写真館というエンターテイメント

 2021年も後半がスタートしました。

 沖縄では梅雨が明け、いよいよ夏がやってきます。

 京阪電車に乗り換えて地鎮祭へ向かいますが、京橋駅手前で一瞬大阪城がみえます。

 現「Ohana」の工事監理の時も電車通勤が多かったのですが、懐かしいなと思いながら一枚撮りました。

 一瞬なので、しっかりとれたのは初めてかもしれません。

 京阪萱島駅と「森のOhana」の中間あたりに、現「Ohana」があります。

 駅からはこの距離感です。

 現地へ着くと、すでに準備が整っていました。

 神主さんの奥様が、クライアントの石井さんと同級生とのこと。

 現「Ohana」の地鎮祭は、そのお父様が担当してくれたとのことでした。

 これは進行の説明を聞いているところで、決して怒られている訳ではありません。

 一緒にお祓いして貰うのに、模型と図面を祭壇の横にお供えしたのです。

 カメラを持つと、つい仕事モードになってしまうようです。

 このアングルで撮影したクライアントは勿論見たことあがありません(笑)

 式典での仕事もコンプリート。

 滞りなく式典を終えることができました。

 聞いておきたいことがあり、スタジオに戻って少し打合せ。

 しかし写真館には色々な機材があります。

 そのひとつがこの「バック紙」。

 石井さんはあまりバック紙を使わないのですが、成人式の撮影ではこの背景を使うそう。

 華やかな感じで、お客さんも盛り上がるでしょう。

 このバック紙は背景の中心にしたい。

 しかし、右からのライティングのため、このくらいの余白は欲しいというリクエストでした。

 肘から肘までがおよそ90cmなので、70cmは必要かなという話しになりました。

 このシステムも本当に良くできていて、4枚の背景を簡単に取りかえることができるのです。
 
 私が撮影できる訳ではないのですが、どの位置から、どんなライティングで、どんな感じでシャッターを切るかを知りたいのです。

 知れば知るほど、提案できることも増えるのです。

 幸いにも2度設計する機会を貰ったので、今回は醸成した「Ohana」を創り上げたいと思います。

 加えて、石井さんの魅力を余すところなくお伝えするのも私の仕事。

 被写体を間違いなく笑顔にするプロの技を是非ご覧あれ。 

 

文責:守谷 昌紀

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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アトリエmの現場日記

「あの森のOhana」かやしまフォトスタジオ‐2‐人物像を立体的に浮かび上がらせよ

 初めてアニメーションを製作したのは「おいでよhouse」でした。
 

 それ以来、各プロジェクトで挑戦していますが、一朝一夕には進歩しないものです。


 構想が現実となっていく過程がこの現場日記。

 最終形を想像するのはなかなか難しいものですが、今回も模型とアニメーションの二本立てで検討しました。 
 

 エントランスは開きすぎず、開かれている空間を目指しました。

 レセプションのコンセプトは、現Ohanaと同じ。

 ちょっとおしゃれな知人のリビングです。

 ワークスペースは、光が入り過ぎない方が良いので、換気を重視しました。  

 2階のスタジオは大空間です。

 西側は西日を防ぐために開口は小さめ。

 北側は緑が目に入るよう大きく開きました。

 そして東の正面はこの格子窓です。

 将来的にはギャラリーのような使い方も視野に入っているので「入ってみたい!」と思って貰うことはとても大切です。

 ワクワク感が窓からあふれ出すイメージで設計しました。

 このカットだけ雰囲気が違うのは、レンダリングという機能を使っているからです。手前味噌ですが少しだけ進歩したでしょうか。

 カメラマンの石井さんは完全に模型派です。

 模型も1/100と1/50を製作したのですが、1/100は喜んで貰えました。

 1/50のほうはオープンデスクの学生に担当して貰ったのですが、出来がいまひとつで……

 もう一度気合を入れて作り直します。
 

 模型派なので、動画の反応もやはりもうひとつでした。

 しかしそれも重要な情報です。

 沢山の問いを発信し、その反射でクライアントの人物像を理解していく。丁度、魚群探知機のシステムに似ていると思っています。

 パルス波を沢山発信すればするほど、人物像が立体的に浮かび上がってくるのです。

 ここに魚が居るという情報は大切ですが、ここに魚は居ないという情報も大切な場面が、必ず出てきます。

 知るということは、自分に可能性を与える。知らないということは、自分の可能性を狭めている。

 サッカー選手、中田英寿さんの言葉ですが、核心に迫る言葉だとい感心しているのです。
  

文責:守谷 昌紀

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「あの森のOhana」かやしまフォトスタジオ‐1‐プロローグ

 2008年の2月18日にオファーを貰い、翌年の9月28日に完成したのが「かやしまフォトスタジオOhana」である。

 

 元の店舗は京阪萱島駅の高架下にあった。


 創業者は、現在の店主でありカメラマン石井さんの御尊父である。


 高度経済成長期、DP店と言われる現像やプリントサービスは、大変に繁盛したそうだ。

 しかしデジタルカメラ時代に入り、新しい業態へと変化していく分岐点にあったのが新店舗計画だった。
 

 

 外部スタジオとして計画したのが35本の列柱。

 H鋼は少しずつ隙間を空け、風も通るようになっている。

 その後ろに見えるのが、創業者のご自宅だ。

 大手プレハブメーカーの建物で、そのワンユニットを撤去し新店舗を設計した。

 文字通り、Ohanaとは一心同体だったのである。
 

 「センスの良い知人宅のリビング」と設定したレセプション。

 2階のスタジオも背景の為の背景はやめて、自然光でも撮影できるよう、様々な形態の窓をあけた。

 そしてご家族の、ナチュラルでハッピーな写真を写し続けてきたのである。

 ひとり増え、ふたり増えと、毎年撮影にきてくれるご家族も多い。

 2011年には『第5回キッズデザイン賞』を受賞し、私としても自信を持たせて貰った仕事だった。

 しかし今回、府の道路拡張事業にともない、解体撤去しなければならないことになった。

 新しいOhanaは、現在の店舗のコンセプトを踏襲するも、更なる発展をしなければ意味がない。

 100m程離れた新敷地を初めて見せて貰った時は、私がひとりはしゃいでいた気がする。

 新店舗のコンセプトは「あの森のOhana」だ。

 敷地の回りに空地があり、そこに多くの樹々が植わっている。

 計画の推進力はクライアントの情熱だが、その方向性を決定するのは、動機と環境だと考えている。 

 この環境を、生かし切りたいと考えたのだ。

 1階のレセプションは、一回り大きくなった。

 2階のスタジオも、石井さんが最高の仕事をできるよう、理想的な大きさを綿密に確保した。



 「あの森」は木が生い茂っているという意味だけではない。

 誰の心の中にもある、何かワクワクするような場所……

 第二幕の開演である。

文責:守谷 昌紀

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載

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軒が深いから「おいでよHOUSE」‐10‐パジャマのままで朝日を浴びて

 「おいでよhouse」は引越しから2週間が経ちました。

  新しい日常の風景を、奥さんが送ってくれました。

 こちらのお家は、延べ面積が丁度100㎡なので30坪。

 大阪市内で拘って家を建てるなら、ひとつの基準になる大きさと言えます。

 LDKの天井高は約4m。ハシゴでロフトとつながります。

 約25坪の敷地を、いかに立体的に使うかを考えました。

 長男君はこの場所でパジャマのまま朝日を浴びるのがお気に入りだそうです。

 次男君はロフトでテレビを見るのがお気に入りと。

 この場所をお父さんが狙っているという話もありますが……

 そんな寸劇も含めて、どんどん楽しいお家になって行くはずです。

 クライアントはご夫妻ですが、すでに成熟した大人です。

 反対に、お子さんはここで暮らし、成長して行く過程にあり、責任としては大きなものがあると思っています。

 話をした回数は限られていても、創り手の意思を敏感に感じとってくれることが多いのです。

 長男君が気に入ってくれた東向きのハイサイドは、減額で無くなる可能性もありました。

 私としてはここは何と死守したいと思っていたのですが、頑張った甲斐がありました(笑) 

 撮影は梅雨明け頃の予定。6月に入ったばかりですが、すでに7月が待ち遠しいのです。

文責:守谷 昌紀

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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軒が深いから「おいでよHOUSE」‐9‐勝負に行きたくなるコンセプト

 ようやく足場とシートが取れました。

 正面の塀がまだなのと、エントランスドアの養生は残っていますが、全体のフォルムが見てとれるようになりました。

 コンセプトは忠実に体現できたのではと思っています。

 モノトーンの外観とは反対に、色彩で遊んでいる空間もあります。

 1階廊下の先にあるトイレの壁は黄色。

 これまでにも何度か採用されましたが、風水的に相性が良いそうです。

 2階にもトイレがあり、洗面、浴室と繋がっています。

 浴室の並びに、リンナイの乾太くん君がやってきました。

 かなり売れているようなので、金額を裏切らない活躍を期待します(笑)

 LDKの造作家具も据え付けが終わっていました。

 私の広角レンズでも入りきらない大きさ。

 クライアントご夫妻も、「初めて見た時は、オーッってなりました」と。

 最後の最後まで形状を模索しましたが、その甲斐があったようです。

 最終の塗装が残っているので、もう少し色のトーンは落ち着くと思います。

 残るはロフトへのハシゴです。

 これもオリジナルで製作するので、かなり楽しみにしています。

 クライアントとの定例打合せは、おそらく今日で最後。オープンデスクの学生君も今日が最終日で、現場に連れて来ていました。

 打合せの終盤少し声を掛けると、「外観ってこうなっていたんですね!格好いいです!!」と言うので、「もしそう思ったなら、クライアントにお伝えしてみたら」と答えました。

 私が監督と打合せをしている間に、本当に伝えに行ったようです。その行動力やよし、です。

 どんな表現だったかは別にしても、ご自身の家を良く言って貰って嫌な気持ちになる人は居ません。

 折角良い考えが浮かんだとしても、人には第二の本能と言われるものが働きます。「もし上手く伝わらなかったら……」などというあれです。

 脳は言い訳の天才で、「行動しなければ減点はないよ」と囁いてくるのです。

 この習性を知ってから、思ったことはすぐに口にするようにしました。

 心に浮かんだ考えをすぐに口にして、皆を楽しませようとすれば、愚痴や不平不満を全て心の中から排除しなければなりません。

 完全に排除するのは難しいかもしれませんが、それを目指さなければ、全ての事をスピーディに、かつ良い結果に導くことはできないと思ったからです。

 どんな形にしても金額が同じということはないので、無難なフォルムが減点は少ないのは間違いありません。

 しかし、クライアントの幸せに直結していると感じれば勝負に行きます。

 逆の言い方をすれば、勝負に行きたくなるコンセプトがなければ、多くの選択肢の中から選んで頂いたクライアントの勇気に、お応え出来ていないと思うのです。

 その評価が分かるのは10年後くらいでしょうか。

 2人のお子さんは、上棟式以来訪れていないそうです。この家を大好きになってくれると良いのですが。 

文責:守谷 昌紀

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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載

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軒が深いから「おいでよHOUSE」‐8‐頭が良くなる家

 虫も這い出す啓蟄。

 暖かい日は暖かく、寒い日は寒く。当たり前と言えば当たり前ですが、丁度そんな時期です。

 北側の道路から見ると、外壁のサイディングが張り終わり、シートが取れるのを待つばかりです。

 2階に上がると道路側にあるのがスタディコーナー。

 手間に見えるガラスブロックはサンワカンパニーのチェコガラスを2種。

 小さな空間ですが、スタディコーナーはお子さんが勉強する際、集中しやすい環境を求めて設計した空間です。

 3、4年程前だったか、中部地方から車で初期相談に見えたご家族がいました。

 「いつも、木々が太陽に向かってまっすぐに伸びていくようなイメージで家づくりをしたいとお伝えしています。この計画において、ご家族の太陽とは何でしょうか?」という質問をしました。

 「子供の頭が良くなる家!」

 奥様から即答でした。あまりにもダイレクトで分かりやすい答えで、思わず笑ってしまったのです。

 そのご家族から、その後の連絡は無かったのですが、これは中々に遣り甲斐のあるテーマだなと思っていたのです。

 スタディコーナーからバルコニーをのぞくと、黒いサイディングが見えています。

 全体像は、もう少し楽しみにとっておきます。

 2階の奥にあるのがLDKで、南に出来る限り開口をとりました。

 左面の壁には造作家具で一面の収納をつくりますが、その上のハイサイドも効いています。

 最後の最後まで悩んでもらったキッチンの取付が終わっていました。

 上部にあるロフトとの関係は、なかなかに面白い構成になっています。

 頭が良くなるかは、本人の努力によるところが大きいでしょう。しかし、子の成長を本気で願う親の気持ち、いや気迫は必ず伝わると思います。

 ということは、「おいでよhouse」は頭がよくなる家?10年先が楽しみなのです。

文責:守谷 昌紀

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■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
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■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載

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軒が深いから「おいでよHOUSE」‐7‐ ? or !

 10月着工から3ヵ月が経過し、いよいよ終盤戦です。

 完成まではあと1ヵ月半くらいでしょうか。

 養生シートの越しですが、冬の晴れは空気の澄んでいる感じが伝わってきます。。 

 1階は3部屋の個室が集まっているので、空間としては小さなものになります。

 廊下に本棚スペースを準備したり、ニッチや鏡を設けたりと、敷地巾を最大限い活用できるよう、色々なことを試みています。

 2階のトイレも壁下地が貼り上り、埋込の手洗いが付いていました。

 現在大人気の「乾太くん」はリンナイが発売したガス衣類乾燥機ですが、右のくぼみに設置されます。

 材工で15万円前後はしますが、評判は上々のよう。当社としての初採用がこの「おいでよhouse」になりました。私も楽しみにしているのです。
 

 しかし見せ場は何と言っても2階のLDKです。

 1階での打合せが終わり、先に2階に上がった奥さんの「わ~!すご~い!」という声が階下にいる私にも聞こえてきました。

 接道が北なので、南と東はかなり思い切って開口を取っています。

 特に東の高い位置にある窓は、最後の最後まで迷い、現場で打合せをしてから採用になったのです。

 一度建築確認申請が下りたなら、本来はそう変更をするものではありません。

 しかし、この仕事だけをしてきた私でも、現場を見てみないと判断し辛いことは多々あります。

 この辺りは、確認申請を一からやり直しにならない限りは、少々のことはお引き受けしているのです。

 この日も監督と大工のAさんを交えて、ああでもない、こうでもないと3時間半ほど打合せしていました。

 Aさんが、いつもより腰を入れてクギを打ち込んでいるなと思ったら、金物取り付け用のより硬い下地を張っている箇所でした。

 道具が進化したとしても、へっぴり腰では良い物は出来上がらないのです。

 建築は大きく、人手もかかるので金額もかなりのものです。それゆえ完成前に実物を見ることは出来ません。

 ショールームやモデルハウスとて、実際の環境に持ってくることは出来ないので、全てはイメージの世界です。 

 その時に、楽しむベースの人と、そうではない人では、私の判断もやはり違ってきます。

 「それなら行ってみましょう!」

  そう言えるかは、良い物にしたいという気持ちと同じくらい、クライアントのパーソナリティが大きく影響するのです。

 外観のフォルムは概ね出来上がりました。

 打合せの度に、クライアントの顔が「?」にならないよう、「!」となるよう全の瞬間にベストを尽くす覚悟なのです。

文責:守谷 昌紀

 

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