先週今週と、「The Longing House」の現場を2回訪れました。
2回目はいつもの定例打合せですが、1回目は『現場発泡硬質ウレタン吹き付け』の工事を見るためです。

現場の前には2台車が止まっていました。
1台はホロをしています。

大きな音がしていたので中をのぞくと、やはりコンプレッサーが動いていました。
ここから断熱材を供給しているようです。

監督から「2階から施工中です。意外と進みが早いですよ」という連絡を貰ったのです。
1階エントランス回りはまだ未施工。

このホースで現場へ送っているようですが、何とか間に合ったようです。

1階LDKで、まさに吹き付け中でした。

筋交いの裏側まで丁寧に。
ムクムクと盛り上がってくる様は、まるでマジックのよう。
高い断熱性能とは裏腹に、シェービングクリームのようでもあるのです。

壁一面が吹き付け断熱材で埋め尽くされました。

今週現場へ行った際には、壁面まできれいに削り取られていました。

この工事は見ていないのですが、大きなカッターのようなもので削っていくそうです。
隙間なく、びっしりと詰まっているので、性能的には素晴らしいものがあります。今回の寒波を感じさせない程でした。
金額が張るのと、電気設備を完全に決めておかないといけないのが、大変なところでしょうか。

性能的にも、デザイン的にも盛りだくさんの本計画ですが、ヘリンボーン貼りのフローリングがやってきました。
かなり手間が掛かるようで大工泣かせの材とも言えます。
しかし、そんなところに物語り宿るのもまた事実。その技に期待しましょう。
何せ「The Longing House」=「憧れの家」ですから。
文責:守谷 昌紀
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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