気温もそろそろ20度を越えはじめ、桜の便りが聞こえてきます。

先週土曜日は前日から雨。それにも負けず、梅の花が残っていました。
まだ主役は譲れないといったところでしょうか。

2日前まで解体工事をしていたのですが、地盤調査にテント設営と、なんとかこの日に間に合いました。

神主さんはすでに見えていて、テント内でてきぱきと準備中。

祭壇の完成です。
CDプレーヤーがあるのはかなり珍しい。雅楽を流すとのことでした。
いつも、どこを撮影して良いか聞くようにしていますが、非常に気さくな神主さんで、鍬入れの儀から撮影してよいとのこと。
設計者は開墾を意味する鎌入れを担当しますが、オープンデスクの学生君に撮影してもらいました。
掛け声の「エイ」は「栄」の意です。

クライアントは、盛砂に鋤で穴を開けます。

そこに鎮め物を。

鍬を使って、鎮め物を埋めるのは施工者の仕事。
最後に乾杯をして、無事式典を終えました。

ご親族の皆さんが模型に大変興味を持って下さったので、式典が終わった後、建物についてミニミニ講演をしました。
お子さんは所用で参加できなかったのですが、祖父母のお二人が熱心に孫娘さんが暮らすこの家をことを質問して下さったのです。
そして最後に「凄く楽しみにしています!」と。
こんな時、「命は繋がっていることに意味がある」という言葉を思いだすのです。
「栄、栄、栄」
ご家族がますます栄えることを願い、この声を掛け続けるのです。
文責:守谷 昌紀
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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