「トレジャーキッズたかどの保育園」の工事が本格的に始まっています。
まずは地盤改良工事。
本格的に建物の設計をする前には、地盤調査をします。
そのデータに基づいて地盤に改良が必要がどうか、どんな改良をするかを設計するのです。
この土地は、表面から柔らかい粘土の層が続きましたが、砂礫の良好地盤が見つかりました。
その層まで穴を掘り、セメントミルクを注入しながら撹拌していきます。
地面の中に太い電柱を現場製造していくイメージです。
ちなみに、このオペレーターの人は、新・国立競技場の地盤改良杭を施工してきたとのこと。
この道のエキスパートなのです。
大阪は、上町台地を除いて5000年前は海だったところが大半です。
今回の良好地盤は、砂に礫の混じった層でした。
砂に丸い礫が混じっているということは、川から運ばれてきたものだと想像できます。
弱い地盤面を無視すれば、数千年前の地面の上に、コンクリートの柱をたて、その上に保育園が乗っているという図になります。
過去が現在を支えているのです。
園の名前は「トレジャーキッズたかどの保育園」となる予定。園の名前の通り、子供は間違いなく人類の宝なのです。
園の運営会社の方がこんなことを言っていました。
「大阪で庭を持つのって大変じゃないですか。
保育園では思いっきり外で遊んでもらいたいですよね。
近くにウチの園があれば是非通わせたいですもの」
仕事の基本は人の気持ちになること。
自分の会社の仕事を、ここまで好きになれることは素晴らしいことです。
なんとか私たちの思う、理想の園を創り上げたいと思います。
文責:守谷 昌紀