「THE LONGING HOUSE 」‐13‐植栽工事完了、梅雨があけたら撮影だ

最終盤の現場へ行ってから、あっという間に2ヶ月近く経ちました。

その間に、バタバタと外構工事、引渡し、引越しが終わりました。

少し前、クライアントから「植栽工事が終わりました」とメールが届きました。

昼間もいい雰囲気ですが、夜景は建物に影が投影されホテルのようだとサロンお客様からも好評です^^
庭にはエゴの木を入れました。また写真撮りますね。

とってもいい感じです。

赤い低木は、コルジリネとか コルジリネレッドスターと言われる種に見えます。

初めて採用されたのは「池を望む家」

こちらも奥さんのセレクトでした。

設計者が自分で選ぶ時は、どうしても無難な樹種を選びがちです。

それは減点の少ない方法ではありますが、クライアントはいつも本気です。

そのセンスがかみあった時、素晴らしい景色が生まれるのです。 

追って届いた、庭のエゴノキ。

樹形が美しい種ですが、夜景だとそれがなお映えるのものです。

今回は植栽工事が別途となり、造園屋さんが入ったので私はノータッチ。

やや寂しくはありますが、良いものになれば方法などは二の次です。

エゴノキは葉が小振りで、春先に小さな白い花をつける上品な木。素晴らしい選択でした。 

 庭が広かった「下町のコンクリートCUBE」では、かなりの樹種が入りました。

中央のシンボルツリーはヤマザクラですが、左奥に見えるのがエゴノキです。

ここまで大きな庭を設計させて貰ったのは初めてで、随分色々と勉強させて貰いました。

庭木を買いに行った「古川庭樹園」の専務は「家庭というくらいだから、家と庭が半分半分くらいが丁度いい」と。

理想ではありますが、なかなかそこまでは……

ただ精神は受け継いでいきたいと思うのです。


植栽工事が終われば、本当の完成です。

とっくに引き渡しが終わっているので当たり前と言えば当たり前ですが。

梅雨が明けたら、竣工写真の撮影を3、4軒くらいできそうです。

未来のクライアントに届けたい、幸せの景色が沢山あるのです。

今日は七夕ですが、生憎の雨。

彦星も織り姫も見えませんが、誰しもひとつくらいは願いが叶えばいいなと思うのです。

文責:守谷 昌紀

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。