年末に竣工した「8.8坪の家」ですが、あっと言う間に1ヵ月点検です。
流石に2月はあっと言う間に過ぎて行きます。
延べ面積が19坪なので、まだ家の中は整理の真っ最中。今回、写真は控えることにしました。
カーテン類も色々と工夫し、暮らしのスタイルが出来上がって行く途中でもあります。
ネコ達も引っ越しすぐはストレスが溜まっていたようです。普段はトイレで出来るのが、つい床の上でしてしまったり。
この建物の特徴は、なんと言っても環境にあります。
広角レンズで撮っているので、解りづらいのですが、道路が狭く、住宅の密集度はなかなかのもの。何より間口の狭さです。
建物の間口は2.7mしか取れませんでした。
もし横から車を入れると、道にはみ出してしまうのです。よって短辺方向に、出入口をとる必要があったのですが、これに苦労しました。
建物にはバランス良い耐力壁が必要です。この時点で木造がアウト。鉄筋コンクリート壁式構造にして、耐力壁を限界まで短くしました。
かつ斜めにすることで、ようやく2.2mの有効巾を確保したのです。
この部分は、色々な意味で遊びがなかったので、クリアできて本当に良かった、というのが本音です。
そのギリギリさ加減が、この舳先に表れているのです。
文責:守谷 昌紀