まもなく竣工を迎える「四世代で暮らす家」ですが、ようやく足場が外れました。
御影石と左官仕上げは、ともに黒を基調としました。
前面道路にある、桜並木もこの季節は青葉がまぶしいかぎりです。
もちろん、ロケーションだけでなく細部にもこだわっています。
レストルームの黒いタイル。
クロコダイル模様で、光沢があるものが選ばれています。
このタイルは早くから決まっており、1年半くらいはメーカーに在庫をとっておいてもらいました。
すでに廃盤になっているので、もう代わりはありません。
洗面には、キラキラと光沢のあるモザイクタイル。
ペンダントライト。
そしてスレンドグラスと、全て奥さんのセレクトです。
計画がスタートしたのは2015年の1月なので、2年と4カ月が過ぎました。
しかし、奥さんの「キラキラ」が好きは、常に一貫していました。
外観は、それらをより引き立てるため、黒を基調にしたのです。
外構も、計画のスタート時からこだわりの部分でした。
クライアントは、すでに大手ハウスメーカーから、プラン、見積の提出を受けていまた。
しかし、特に外構部分がしっくりきていないようで、設計事務所を探していたとのことでした。
キラキラと真反対にある素焼きのレンガ。
これは全て特注で、隙間をコントロールしています。
全て積みあがると、その対比は完成します。
引越しまであと1週間。いよいよ追い込みです。
文責:守谷 昌紀