今年は記録的にインフルエンザがはやっているとのこと。
現場でも風邪気味の人が結構います。
と思っていたら、うちの娘も、スタッフの田辺さんもかかってしまいました。
小学校は強制的に1週間休みだそうですが、さすがに当社の規模では休ませてあげることができず……
大板のガラスがはいりだし、感じがでてきました。
いままでベニヤで塞がれていた、開口部にガラスが入ると、内部の雰囲気は一変します。
不透明のガラス。これは拡散光を期待したものです。
開口部にはいろいろな種類あります。
ここは、FIXの窓とオーニング窓を組み合わせています。
ガラスほど建築を変えた素材はないかもしれません。
前回、ある部分のおさまりを、棟梁と相談していました。
柱を割って加工し、ガラスを挟むというアイデアです。
これなら、無駄なパーツがなく、極めてスッキリと美しいでしょう。
この提案には感激しました。
「いや~、このくらい大したことないッスよ」と謙遜していましたが、木は目地方向なら割り易く、継ぎ目もほとんど目立たないという、特性を熟知していなければ出来ない提案です。
アサヒガラスのサイトに、ガラスの起源が載っていました。
焚火の周りに置いた岩塩が溶け、砂と反応してできたというガラス。
その魅力は間違いなく透明性です。
いかに光を遮らないか。
単純極まりない課題ですが、そんなことの積み重ねが、空間の質を引き上げてくれるはずなのです。
文責:守谷 昌紀