前回打合せは、雨は降らずとも曇り空でした。
しかし、長かった梅雨もそろそろ明けそうな雰囲気です。

この敷地の北側は一段高く、4階建ての建物が建っています。
この建物にサロンがあるそうです。
何人かのお客さんから「完成したら見せて下さいね」と言われたそうです。

高い位置にあるので中庭があるのが分かるのかなと思っていました。
「見たい」と言って貰えるのは、創り手としては嬉しいことです。

また、男性陣からは「駐車場が広くていいねえ」という声が多いとのこと。
私も木造でこのサイズの駐車場を設計したのは初めてです。
間口8.4m、奥行き5.1m。
ゆったり3台が駐車できます。

この駐車場は、玄関先から濡れずにアプローチできるのですが、中庭とも行き来できます。

お客さんが車を止めて、ここから中庭へ。
私も野外好きですが、ほぼ理想の形状かなと思っているのです。

外部のサッシも全て取り付きました。

北側開口は、明るすぎないので積極的に採用するのですが、開閉できると更によしです。
高低差のある窓が空気の流れを作ってくれるのです。

そろそろ、フローリング工事が始まるよう。

材は先日カタログ製作委員会からヒアリングを受けたサンワカンパニー。
気を使った訳ではありませんが、適正な金額で、適正な品質なら、選ばれない理由はありません。

現在の大駐車場は大工チームの食堂です。
一番手前は、前回も紹介した棟梁の息子さん。今日もアルバイトに来ていました。
イスは高さは格順のようで、彼は一番低い椅子でした。
笑い声が聞こえてくる昼食時。汗を流して働くことは、もっとも気持ちの良いことのひとつです。
広い駐車場は男の憧れ。
ただ、駐車場は常に一番前に来るので、デザインが難しい空間でもあります。そこをあえて主役にしたのがこの「男の駐車場」。
こちらのお家も、「オープンハウス可」と言って貰いました。
またここで案内したいと思います。
文責:守谷 昌紀
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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