「8.8坪の家」-11-ペンキ塗り

 年末引渡しに向け、現場は慌ただしくなってきました。

 足場も外れ、ようやく建物全体が見てとれます。

 終盤の現場は、いろいろな業種が入り乱れます。

 階段がついたと聞き、見にきました。

 光を階下に落とす為、段板はエキスパンドメタルです。スプレーで塗装しているところでした。

 玄関扉を塗るは、塗装職人の親方です。階段に居たのが息子さん。

 塗装工事はいつも終盤になり、余裕がない事がほとんど。それでも、にこやかに仕事をしている姿しか見たことがありません。

 信頼のおけるプロだなと、思っています。

 商売道具の刷毛は、シンナーとエンジンオイルをブレンドした溶液に浸けておくそうです。

 これが一番、と言っていました。既成品が増える中、塗装なら無限の選択肢から選べます。ペンキ塗りが多ければ多いほど嬉しいのです。

 壁紙も概ね貼り終りました。3階の寝室はほぼ完成形です。

 12月28日(金)が完了検査、29日(土)が引越しの予定。

 まだ気は抜けませんが、ようやくゴールが見えてきました。

文責:守谷 昌紀

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