「山の手の家」-2-解体調査

 先週の前半、概ね解体が終わったと、監督から連絡がありました。

 木曜日の午前中はクライアントと打合せをして、昼から現場に行くことに。打合せの際、奥さんから「一番高い所に『福の神』のようなのが飾られていました」と聞いていました。

 確かにありました。増築側の新しい棟のところに。

 この地域の風習なのでしょうか。

 クライアントも家族で見に来たとの事で、何とも幸せな気分になりました。

 これは残しておくことにしたのです。

 閑静な住宅街にある一戸建てにつき、解体作業も慎重です。

 私はずっと現場に居る訳ではありませんが、片付けの、職人の身のこなしを見ていれば、大方の仕事は想像できます。

 丁寧に解体されていました。

 古い棟の屋根下地がバラ板だった他は、想像以上ダメージを受けているところは無く、一安心しました。

 改修の仕事は構造体の躯体調査が全てなのです。

 1階のLDKは、その広さと、南の庭に面する環境が素晴らしいのです。
 
 午前中の打合せで、キッチンの仕様も確定しました。

 大きなアイランドキッチンに立ち、ダイニング、リビングを見渡すその景色は。

 きっと素晴らしいものになるはず。

文責:守谷 昌紀

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