「四丁目の家」-19-ほぼ完成

 昨年の12月17日(土)、検査に行った際、まだ終わっていなかったのが外構工事。

 「外構」とは建物外側の工事の事で、一般的には外部の塀、門扉、植栽などを指します。この工事は、建築工事と完全に区別されることも多く、請け負わないハウスメーカーもあります。

 しかし建物の外側なので、必然的に一番目に入るところになります。また、金額が読みにくいところもあり、設計の難易度が高い箇所とも言えるのです。

 「四丁目の家」は南面しているので、塀はルーバー状にしました。

 一続きに見える塀の2ヵ所に、門扉を設けています。

 現在中央部は開かれていますが、将来は閉じることも視野に入れています。

 その際も親世帯、子世帯のそれぞれが気兼ねなく出入りできるよう、と言うのが設計意図です。

 表札、ポスト、インターホンなどは主となる扉の横に取り付けました。

 表札がまだ付いていないので、少しの間仮設で我慢して貰います。

 扉にもルーバー状の横板が張られ、レバーハンドル部だけが、フラットになっています。

 どんな時でもそうですが、大変な所、難しいところとが、成果の分岐点になるもの。

 監督、職人とも積極的に取組んでくれた結果がここにあると感じます。

 すぐに東京へ行けないのがもどかしいですが、1ヵ月点検が楽しみになりました。この日程も、3月初めに決まりました。

 2008年1月にスタートしたこの計画も、そろそろプロローグを書く準備をしなければと思っています。

文責:守谷 昌紀

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