年明け初めての現場打合せは、「あちこちでお茶できる家」。先週の土曜日でした。
こ最近は暖冬傾向が続いていたので、今年の冬は特に寒く感じます。
現場には、お湯を暖める器具が置いてありました。
本来は、お湯のいる作業の為にあるものらしいですが、缶コーヒーが入っています。
温かいものが少しあると、休憩も随分違ったものになるはずです。
日々の生活の中に、どれだけ楽しみをちりばめられるかで、暮らしは随分違ったものになるのです。
内部の壁下地が、概ね出来上がってきました。
2階ファミリースペースには造り付けのカウンターと本棚。
これから家具工事が進んで行きます。
この家は23度という角度で折れたへの字プランになっています。
丁度その交点に階段がありるので、平面的、立面的に複雑な形状になってくるのです。
更にその部分で、壁の仕上げが切り替わることもあり、どこを境目とするか相談していました。
「ここが大変なんですよ」と棟梁も頭を悩ませていましたが、経験的にこういった箇所はとても魅力的な空間になります。
悩んだ時間、掛かった手間に比例して良くなるのですから、あとはどれだけ現場の人に気持ちよく頑張って貰うかに尽きます。
完成した時。この仕事に関わった皆が「ああ、頑張った甲斐があったな」と思える、目標を指し示すのが、私達の仕事なのです。
文責:守谷 昌紀