クライアントによる、ルーバー工事も終わり、雰囲気がでてきました。
現場では外部工事が進みます。
2階LDKには、ルーバーを介した光が床に落ちています。
ルーバーの開口からからは向かいの公園のベンチが。
玄関先にもルーバーの隙間から、光が落ちていました。
建築は、風と光です。
特に光は、時にはっとさせられる程の表情を見せるのです。
文責:守谷 昌紀
クライアントによる、ルーバー工事も終わり、雰囲気がでてきました。
現場では外部工事が進みます。
2階LDKには、ルーバーを介した光が床に落ちています。
ルーバーの開口からからは向かいの公園のベンチが。
玄関先にもルーバーの隙間から、光が落ちていました。
建築は、風と光です。
特に光は、時にはっとさせられる程の表情を見せるのです。
文責:守谷 昌紀
12月に入って初めの日曜。パパの頑張る日がやってきました。
休みにも関わらず、ご主人の兄弟、会社の方で、朝一番からルーバーの取り付け工事が始まりました。
子供さんも見に来ていたので、ちょっと手伝って貰いました。
デッキをとめる特殊なビスで固定するのです。
8:45am
まずは、ルーバーを取り付ける下地を補強して行きます。
2:00pm
半分程張りあがりました。
5:00pm
細かな調整は続きますが、全てが張り終わりました。
ご主人と社員の方は一日中。
弟さん、お兄さんがお昼頃から。
皆のサポートがあって、何とか日没頃に完成しました。
♪ 昼間のパパは~、ちょっと違う~ ♪という歌がありました。
パパは休みの日も、ちょっと違うのです。
文責:守谷 昌紀
この季節、体を動かすには良い気候です。
ただ、じっとして弁当を食べるには寒いでしょう。大工さんが電気湯沸かし器を持ち込んでいました。これがあるだけで、随分違うだろうと思います。
3階部分は内装仕上げを残すのみとなりました。
2階も同じような進行状態。
暮らしを便利にした機器は沢山ありますが、建築現場が受けるデジカメの恩恵は、計り知れないものがあります。
添付書類として、記録装置として、この日記もデジカメなしでは考えられません。
フィルムの時は、撮れば撮るほどお金が掛かり、現像の時間が掛かり、躊躇しながらシャッターを切ったものです。
本当は、それが大切なのですが。
建築でファサードというと、正面を意味します。
この家のファサードは、ほぼ全てがルーバーで覆われるのです。
その施工はクライアント自身がするもので、現在打合せ中。
6パターン程ボール紙を貼ってみて、最も狭いものに決まりました。狭めでも、十分光が入ることが分ったのです。
床に落ちる光は、隙間の倍ほどに広がっていました。
光は理想世界では直進することになっています。
しかし、実際の大気中には様々な粒子があり拡散したり干渉したりしています。
当初は倍ほどの隙間をイメージしていました。やはり原寸チェックに勝るものはありません。
文責:守谷 昌紀
内部下地がほぼ終わりました。
2階は、バルコニーに対しての開き方にポイントがあります。
丁度、足場のあたりに、ルーバーが付くのです。
このルーバーはクライアント自らが施工するもの。
この施工費だけは入っていませんが、今回はこの計画に関わる、全ての費用をを公開します。若干の変更は出るかもしれませんが、実際の数字です。
施主様のご好意によりまして……という言葉がありますが、それ以上のものを感じます。
公開する理由は、ローコストでも頑張れば自分達の思う家が建てられると、知って欲しいから。
念の為、クライアントに最終の確認をしましたが、勿論OKとのこと。ではいきます。
【A】-建築関係-
建築工事金額(税込) ¥18,650,000
設計料(工事金額*12%) ¥2,238,000
構造計算、確認申請費用 ¥320,000
建築申請、住宅かし保険手数料(4.6万円+3.2万円+3.2万円+3.4万円) ¥144,000
フラット35S手数料 ¥22,000
地盤調査 ¥29,400
地盤改良(税込) ¥600,000
【A】 建築関係(税込)小計 ¥22,003,400
次は建築に密接な施主支給分です。クライアントが建設会社勤務の為、支給できるものもあります。
【B】-施主支給等-
水道引込 ¥630,000
ホームセキュリティー ¥173,544
1、3階杉フローリング 4500円/坪 13坪分 ¥58,500
2階フローリング GM-18 19ケース ¥173,850
ルーバー、デッキ材料費 ¥100,000
エアコン 東芝大清快RAS-712UDR ¥161,715
エアコン 6畳用 ¥33,000
エアコン 6畳用 ¥33,000
キッチン ¥1,270,000
ユニットバス:INAX/BGDS-1616LBM(物干バー有) ¥386,000
洗面化粧台:INAX/GSH-905S(ミラーキャビネット部無) ¥74,391
トイレ1:INAX/アステオGBC-A10S ¥132,150
トイレ2:INAX/アステオGBC-A10S ¥132,150
フローリング 1363円/㎡*(38+28) ¥89,958
どこでもドアホン:Panasonic/VL-SW250K (親機1台、子機1台、玄関子機1台) ¥29,000
住宅用火災警報器 ¥14,000
玄関タイル ¥20,000
テレビ アクオス46型クアトロ ¥180,000
HDDレコーダー アクオス500GB ¥60,000
ロールスクリーン・カーテン(神戸コロニアルチェックク見積) ¥150,000
ベッド¥20,000
アンテナ:八木アンテナ/U-DW25 ¥3,000
洗面鏡900*900(壁同面) ¥10,000
その他収納家具 ¥150,000
【B】施主支給等(税込)小計 ¥3,994,300
【C】-土地その他諸費用-
土地¥17,500,000
解体¥1,050,000
諸費用¥3,451,322
【C】土地その他諸費用小計(税込) ¥22,001,322
建築工事関係合計 【A】+【B】= ¥25,997,700
(土地等も含めた)総合計 【A】+【B】+【C】= ¥47,999,022
総額目標 ¥46,600,000
差額 ¥1,399,022
最終的には、総額目標に140万円届かなかったのですが、1865万円で施工会社と契約し、工事はスタートしました。
これらは全てエクセルで管理しています。【C】の中にある諸経費も、一番下に明細をつけました。
これは「計画段階ではこの諸費用がなかなか明確にならなかったので、全て公開しては」とクライアントからアドバイスがあったからです。
【B】や【C】も同じ表に入れるのは、人は分からない時に一番不安に思い、判断がつき難いと思うからです。
空欄があっても、未確定な部分があっても、仮でも良いから「分からない」部分を減らす。全体像を掴むことが、最も大切だと考えているのです。
これを読んだ人が「頑張ろう」と思ったか、それともうんざりしてしまったか。
文責:守谷 昌紀
【C】の諸費用¥3,451,322の明細
固定資産税精算6/29~3/31 276日分 ¥97,979
土地仲介手数料 ¥614,250
事務代行手数料 ¥105,000
測量明示分筆費用 ¥224,050
不動産売買契約書印紙代 ¥15,000
つなぎ融資取扱手数料 ¥105,000
上記契約書印紙代 ¥20,000
上記利息 3.475%(12月10日竣工として) ¥390,598
フラット35 銀行取扱手数料 ¥607,950
上記契約書印紙代 ¥20,000
団体信用生命保険 年払初年度分 ¥214,800
火災保険¥453,240
登記費用(土地移転)¥176,305
登記費用(抵当権設定) ¥122,200
登記費用(建物) ¥136,600
地鎮祭費用 ¥20,000
上棟式 ¥28,350
引越代¥100,000
以上
壁の下地が、大方終わりました。
木造に限ったことではないのですが、建築基準法上、軒高を9mまでに抑える必要があります。
そうでないと絶対建たない訳ではないのですが、とても普通の時間では確認申請が下りないのです。
各階の天井高さは、それぞれ違い、細かく設定しました。
3階は、少しでも天井高さが稼げるよう、屋根形状に合わせています。
3階の窓から、下をのぞくと9mは結構な高さだと実感できるのです。
1階と2階は機能を追い求めて行った結果、複雑な梁組になりました。
この部分は、建物の特徴をよく表しています。
大工さんから「釣りが趣味なんですか」と聞かれました。
webサイトで見てくれたようなのです。前は結構行っていました、と答えました。
本人も磯釣りが趣味らしく、これからの季節は熊野灘のほうへグレ釣りに……と言っていました。
木造建築は、建て方から仕上げまで、大工さんの仕事は多岐に渡ります。
何をおいても対話、です。
文責:守谷 昌紀
昼一番、建方検査前のチェックに行って来ました。
2日後の検査に向けて、黙々と作業中です。
金物の種類、数、位置の確認をしました。
土台や梁と柱を緊結するホールダウン金物には、緑、赤、青、オレンジの色が付いています。
柱頭部は高い位置にあり、型番が読めないので色で見分けます。
合板に使用する釘も色付き。打ち込んでも長さが分かります。
事務所内でも、プロジェクトごとにイメージカラーを。「頑張れる家」のカラーは水色です。
当日の朝に修正箇所を最終チェック。合板も、筋交もOKです。
審査機関による検査も終了し、当日合格証を頂きました。
残すは完了検査のみです。
文責:田辺 幸香
一昨日、上棟式を終えた日の夜。クライアントから、メールが届きました。
大変嬉しいものでしたが、加えて、家創りの苦労や楽しみが、率直に語られているものでした。クライアントの了承を得て、原文のままここに掲載します。
初めての来所から3年。ご夫妻は共に下戸(お酒があまり飲めない)なのです。
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守谷様へ
お世話になります。本日はありがとうございました。
無事に上棟式を終えることができ大変喜んでいます。やっと今子供も寝たので、妻と二人で乾杯といきたいところですが・・・。
こういう時はお酒が飲めたらと思います。
家(土地)を探し始めたころ、建売はいややなあ、建築条件付の土地も嫌やなあ、一生住む家やし、4000万もかけるんやったら自分たちの好きなように
そしてオシャレな家が建てれたらいいなあと漠然と思い、色々と雑誌を買い見ればみるほど自分たちで建てたいと思うと同時に予算的にはやっぱり無理やなあと思う日々でした。
そんな時にアトリエmのホームページと出会いました。
守谷さんが『設計事務所に来る方には自分で建てることをあきらめる為に来る方もおられます』とおっしゃってましたが、まさに私も半分ぐらいはそうだったのかもしれませんでした。
ですが、守谷さんに初めてお会いさせていただいた時に、こちらのなんとかなるんですかね?という問いに『建築は自由なのでなんとかなります。またなんとかするのが私たちの仕事ですから』とおっしゃいました。
もちろんその言葉だけではないのですが、そう言って頂いたことが、なんとかなんねんやったら、あきらめずに土地を探そう、そして守谷さんになんとしても設計してもらおうと決心したことを、今日の上棟式が終わった後、守谷さん、妻、母の4人で話している時に守谷さんが初めて会った時のことを話されている時に思い出しました。
この上棟式を迎えられたのは守谷さんにお会いできたからだと思います。本当にありがとうございます。そして竣工まであともう少しですがどうぞよろしくお願い致します。
現場日記、拝見させいただきました。毎回楽しみに拝見させていただいてますのでどんどんUPしていってください。
長くなりましたが、田辺さんにもよろしくお伝えください。
************************
文責:守谷 昌紀
昨日に続いて、今日も気持ちの良い天気になりました。
さあいよいよ、と言う気持ちになります。

それを3階の柱に取り付けます。前にお酒を供えて、参列者の皆で、二礼二拍一礼。

四隅の柱に、お酒を。最後にご主人に挨拶して頂き、私が乾杯の音頭をとりました。
式典は滞りなく終了しました。
クライアントはご自身も工務店をされています。はじめは、お互いにやりにくい部分もあるかなと思っていたのですが、とても良い距離感でここまで来ました。
この先、クライアントの施工もあるのですが、全く心配していません。全体写真もクライアントの希望なのです。
上棟式のあと、事務所で打ち合わせをし、外壁の色を決定しました。
木製ルーバーが風雨にさらされ、変色した色との相性を尊重しました。その相性が発揮されるのは1年以上経ってから。
それでこそ、この家のコンセプトが貫かれると思うのです。
当事務所のスタッフは、早速昼に頂いていました。すでに1/3は残っていません。
文責:守谷 昌紀
基礎の配筋検査、コンクリートの受入検査と進み、現在は木材のチェックに進んでいます。
初めて会った時、まず話題に出てきたのが「ローコスト」でした。誰もお金の事が一番気になります。
直訳すれば「低予算」ですが、真意はこうだと考えます。決まった予算の中で、あきらめずにベストをつくす……ちょっと意訳しすぎでしょうか。
ローコストを目指すと言ってもる理由がなければ金額は抑えられません。手法は色々ありますが、今回取り上げるのは「自分で出来ることは自分でする」です。
ご主人は、公園やアスレチックの遊具を作ったり、メンテナンスする会社で働きます。経営者一家なのです。
普段から堅木を扱っていることから、当初よりファサードにあるルーバーは自身で施工することになっていたのです。イタウバと言う木で正面が覆われます。
誰でも出来る事ではありませんが、大小を問わなければ、可能性は無限にあります。
イペ、イタウバ等の堅木は、雨などに対する耐性がとても強い木です。
それでも日にさらされると、変色してきます。
灰色っぽくというか、白っぽくというか、色が抜けて変色して行くのです。これを「白ける」と言います。
クライアントは、塗装はせず、白けた木の色で成立させたいと言ったのです。
この話は、いたく感じ入りました。塗装で美しく見せるのでなく、自然の変化にあわせて行く。
素晴らしいコンセプトです。
変化しないことが良しとされる、現在の建築材料を使い、美しい建物にするのは簡単では……いえいえ、何とか成立させてみせます。
事務所の前に置いて、変化を見ています。
日光、紫外線の力は凄いものがあります。
左から、室内に置くイタウバ、3ヶ月屋外に置いたイタウバ、1年3ヶ月屋外に置いたイペ、です。
プロジェクト名をつける時「白けても白けない家」を真剣に考えました。
ゴロが悪いので辞めたのですが、この計画をよく表していると思います。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm