壁の下地が、大方終わりました。
木造に限ったことではないのですが、建築基準法上、軒高を9mまでに抑える必要があります。
そうでないと絶対建たない訳ではないのですが、とても普通の時間では確認申請が下りないのです。
各階の天井高さは、それぞれ違い、細かく設定しました。
3階は、少しでも天井高さが稼げるよう、屋根形状に合わせています。
3階の窓から、下をのぞくと9mは結構な高さだと実感できるのです。
1階と2階は機能を追い求めて行った結果、複雑な梁組になりました。
この部分は、建物の特徴をよく表しています。
大工さんから「釣りが趣味なんですか」と聞かれました。
webサイトで見てくれたようなのです。前は結構行っていました、と答えました。
本人も磯釣りが趣味らしく、これからの季節は熊野灘のほうへグレ釣りに……と言っていました。
木造建築は、建て方から仕上げまで、大工さんの仕事は多岐に渡ります。
何をおいても対話、です。
文責:守谷 昌紀