一級建築士事務所アトリエm 守谷 昌紀 のすべての投稿

大阪市平野区、設計事務所。建築家 守谷昌紀

「Epic Games Japan New Office」-5-クライアントから

 8月9日の竣工検査を終え、大阪の事務所に戻ったのが夕方の5時半。

 一日出ていたので、月曜日中の仕事をコツコツ進めていました。大方目処がついたので、今日は終わりにしようかと、最後にメールを見ると、クライアントからメールが。

 大変嬉しく、写真の雰囲気がとても良かったので、ここにUPします。クライアントも快く了承してくれました。





守谷さま、

 いつもお世話になっております。エピック・ゲームズ・ジャパンの河崎です。

 本日もまたご足労いただきましてありがとうございました。

 おかげさまをもちまして、とても素敵なオフィスが完成しました。

 これもひとえに守谷さんと日祥工業の皆様のお力添えによるものです。

 心より感謝するとともに、皆さんとお仕事できたことを幸運且つ誇りに思います。
ありがとうございました。

 これからぼちぼち取引先の方も訪れるようになりますので、感想が聞けたらまたお知らせするように致します。

 午後になって下田が到着したのですが、ミーティングルームからエントランスにかけての多重ガラス面で構成される光線の具合にいたく感心しておりました。
守谷さんが帰られた後に、一気に家具が届きまして、ずいぶん雰囲気が出てきました。

 取り急ぎ、本社への報告用にまとめた写真集をお送りします。(とはいってもiPhoneで撮影しているので、大したことないですが)

 明日からゴミ箱やマルチタップ、プリンタ等、生活必需品類を揃えていく予定でおります。

 落ち着いて仕事できる環境が出来上がるのが楽しみです。

 厳しい予算、厳しいスケジュールの中で、本当によい仕事をしていただき、ありがとうございました。

 アトリエmさんにお願いして本当によかったと思っております。

 また撮影等でお目にかかれる日を楽しみにしております。打ち上げも近々に、是非。

 では、今後ともよろしくお願いいたします。

 河崎

 建築は竣工時が完成ではありませんが、好きな仕事をし、感謝の言葉まで貰えると、仕事人冥利につきます。

 利休と同じく、一期一会の精神で、悔いの無い仕事をしたいと思うのです。 
 
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Epic Games Japan New Office」-4-竣工検査

 今回が3回目の現場訪問。

 最終回であり、竣工検査であり、New Office オープンの日でもあります。

 マイクロソフトからも、2つのゲーム部門から、花が届いていました。

 私がいる間にも、続々と祝いの花が。

 クライアントによると「ゲーム業界はこういうのは結構派手なんです」と。

 これは「Epic Games」のゲームソフトのキャラクターグッズ。

 確かに、建築の世界とは違う部分がありそうです。

 今回は家具のプロデュースもありました。

 海外からの船便もあり、全てが揃うのは9月の初旬。

 現時点では、受付とバーカウンターのチェアーが届いていました。

 前回現場にあった、エントランスのアートワーク。

 大阪に戻ってから、電話がありました。

 「バカヤローって、笑って言って下さい!あれ、左右に反転してつくちゃったんです」と、施工会社社長から。

 直に作り直して、何とか今日に間に合ったのです。

 現場では本当にいろんな事が起こります。

 横浜を後にしたのはお昼過ぎ。

 新大阪につくと、夏休みの家族連でごった返していました。

 全ての家具が揃った時、活気のあるOfficeになると思います。

 他の用件で横浜に行くのが9月の初め。また見に行ってきます。

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「伊東内科クリニック」-16-野江

 お盆前では、クライアントと最終の打合せ。

 現場までは地下鉄で行きますが、野江という街は本当に便利なところです。

 梅田から地下鉄で9分、京橋から京阪で4分。

 車でも梅田から10分程でしょうか。

 最寄駅の野江内代からは歩いて2、3分。

 そんなこともあり、今回はオープンハウスならぬ、オープンクリニックを開催しようと考えています。

 開院してからは、なかなか無い機会なので、近くの方は是非遊びに来て下さい。

 詳細はまたお知らせします。

 歩道に置かれた、鉢植えのヒマワリ。

 疲れ果てたものもあり。

 元気なものもあり。

 この花、どうしても人の姿を連想してしまうのです。 

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Shabby House」-6-建方

昨日から建方工事が始まりました。

足場組もあり、現場はごった返しています。

3人の職人が、2階の梁上でボルト締をしていました。

一番高い所は、9.2mです。

最も大きな梁の背は25㎝。

ボルトの本数等は、それぞれに決まっています。

柱は全て20㎝角。

柱却は4本のアンカーボルトで筋結されているのです。

デーンという感じで、柱と梁が建ちあがりました。

左端の隅に柱は無いのです。

文責:田辺 幸香
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Epic Games Japan New Office」-3-ディティール

 最終検査以外では、最後の現場打合せ。

 手摺に養生がしてあるのが、Epic Games Japanの New Officeです。

 「ゲームビジネスの明日を考えるメディア」こういったところに、発表していくのだそうです。

 こういうのを見ると、凄い商品を持っているのだなあと思います。

 現場は内装工事に入り、いよいよ終盤の雰囲気です。

 自立した間仕切壁の天端は、スチールとアルミの組み合わせです。現場からの提案でした。

 こういった組み合わせは、職種が分かれるのであまりしないのです。その分新しい感じがします。

 白の段々は、エントランスに据えつけます。

 全段の図面を送りましたが、1段ずつの手仕事。

 30mmのスタイロフォームを切ってあるのです。

 裏面には番号がふってあります。下の段だけで34段。

 型紙を上にあてると、下が膨らんでしまう。上下にサンドイッチして、熱線カッターで切ったと施工会社の社長は言っていました。

 塗装の下地には木工用ボンドを水に溶き、ママレモンを数滴たらすのが良いそうです。

 モノ自体、特に機能はありません。

 昼に現場を出ると、前を流れる大岡川で屋形船が準備をしていました。

 夕涼みをしながら、食事でもすると最高の気分でしょう。

 みなとみらいも、日曜日は花火大会で、身動きできない程の混雑だったとのこと。

 日本列島、夏真っ盛り、といったところでしょうか。

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「頑張れる家(イタウバハウス)」-2-地盤改良

 朝からクライアント、現場監督と近隣挨拶を済ませました。

 まずは地盤改良からです。

 調査は7月中旬に終えました。

 水田として利用されていた形跡があり、地盤補強要という結果です。

 今回は、湿式の柱状改良を行うことになりました。

 土を掘削し、セメントミルク(セメント+水)を注入していきます。

 地中で掘った土と混ぜ合わせ、600φ×7mの杭を作ります。

 もう一日かけて合計24本の杭を打ち、建物の支えとするのです。

文責:田辺 幸香
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「伊東内科クリニック」-15-3×6板

 内部工事が一段落し、外壁工事が始まりました。

 「伊東内科クリニック」は目地のない、大きな壁面で構成されています。

 目地がないとは言え、使われる材料は人が扱える大きさ。

 3×6(サブロク)板と呼ばれます。3尺×6尺のことで、910mm×1820mm。

 建築現場では古来よりの尺寸法が一般的なのです。

 現場内には、所狭しと3×6板のボードが積まれています。

 階段は鉄筋コンクリート造なので、型枠工事も始まりました。

 ちなみに、これらも3×6板の合板で作られます。

 よって現場に未だ階段はなく、上がり下がりはハシゴ。 

 これは大工さんの手製。エレベーターシャフトの中に移動されていました。

 若干怖さが軽減されました。 

 この時期の現場は、本当に暑い。

 飲み物の差し入れがあり、私も一本頂きました。

 夕方の現場では「今日のビールは上手いで」という声が聞こえてくるのです。
 
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「頑張れる家(イタウバハウス)」-1-プロローグ

 初めてクラアイントと会ったのは、2007年の10月。

 大阪在住の若いご夫妻で、近くで土地を探しているということだった。

 2度目は2009年の春。「売りに出ている土地がある」と連絡があった。「交渉ごとは焦ったほうが負けです」とアドバイスした。それが原因か分からないが、上手く行かなかったようだ。
 
 今年の2月に「土地が見つかった。4月初めには正式に決定するので、プランをお願いしたい」と連絡があった。

 それから4ヶ月。

 7月31日に、近くの神社へ参拝し、工事の安全を祈願して貰った。

 この神社の創建は1150年。

 クライアントは、この家を建てる全ての過程を、公開しても良いと。

 理由は、予算を抑えても頑張れば自分達の思う家が建てられると、知って欲しいから。

 私達の責任も重大だが、この心強い言葉を借りて、プロジェクト名は「頑張れる家」にしたい。

 クライアント-夢を実現する為に頑張れる

 父親と母親-家族の幸せの為に頑張れる

 設計者-建築は自由なものだと伝えたいから頑張れる
 
 この3つの意味を込めて。

 ご主人が実際に施工する場所もあり、コセンセプト等、詳細は追々。 

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「伊東内科クリニック」-14-お年寄りにとって

 クライアントと、現場で話しをしていた時のこと。

 「おしゃれだけど、お年寄りにとって居心地は……みたいなのは、避けたいですね」という話になりました。

 お年寄りであっても、子供であっても、居心地の良い、何か楽しみのある、そんな空間にします、と答えました。

 中学生の時、古文の先生が「お子様ランチはダメ。小学生だって、中学生だって、ビフテキが美味しいに決まってるんだから」と言いました。

 何でも本物が良いという話ですが、そんな建築、空間を目指します。

 内部間仕切り壁が随分出来てきました。

 今回は電子カルテが導入されます。そのネットワークは全てメインサーバールームに集まってきます。

 このあたりの設備は、クリニックならではのもの。

 先日のクリニックオープンの横断幕に続いて、当事務所も掛けさせて貰いました。

 相談すると快諾してくれたのです。

 このクリニックの事を、アトリエmのことを街にアピールしたいという気持ちからです。

 私も40歳になりました、迷いなく真っすぐに行動したいと思うのです。

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Epic Games Japan New Office」-2-現場監理1

 朝6時の新幹線で新横浜へ。

 在来線に乗り換えて、15分程でJR桜木町。

 ランドマークタワーを見ながら5分程歩くと、9時過ぎには現場へ着きます。

 着工して6日目。間仕切壁のフレームが出来上がっていました。

 今回は横浜での計画につき、知っている施工会社がありませんでしたが、紹介ではなく、自分達で探すことにしました。

 事務所にある建築の専門誌を片っ端から調べ、まずはメールで計画の概要を送ります。そして、順に電話していったのです。

 およそ10社位までしぼっていたのですが、競争見積を表明したのは2社だけでした。

 6月21日に、初めて現場説明で顔を合わせ。それから3週間程で見積調整。1社に決まったのです。

 後で分かったのですが、2社の社長は知り合いで、「あの設計事務所なら付き合いしてもいかな」と話していたそうです。
 
 2社とも、そうそうたる建築家と仕事をしているだけに、光栄なことでもあります。

 施工会社から上がってき施工図には、考え、悩んだ後がみえます。そして伝えたいという気持ちも。

 この図面が上がって来た時「完璧な納まり」と答えました。

 そして、必ず良い仕事になると確信したのです。

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm