「あちこちでお茶できる家」-10-土間とタイルとイームズ

■■■オープンハウス開催■■■
2月26日(日)午前10時~午後4時 ご希望の方はこちらまで

 竣工、また2月26日(日)のオープンハウスに向けて、最終の工事が進んでいます。

 外壁と庇の関係は、素材を対比させました。

 焦げ茶ともグレーとも言える外壁は、正面から光を受けると、その形が一層引き立ちます。 

 庇の作る影が、その効果を高めるのです。

 外構工事と共に、最後に残っているのがタイル工事。

 タイルは焼き物につき、物自体の金額も高く、施工手間もかかるので、どうしても高めになります。

 しかしここはやはり黒系のタイル。

 タフさと、拭き取り易さが最大の魅力です。

 どんな位置に目地を通し、どこに端材を持ってきてなど。

 美しく仕上がるよう考える事を「タイル割」と言います。

 手間ひま掛かるのが、タイル工事なのです。

 そうこうしていると、hhstyleで買った家具が届き出しました。

 hhstyleは親会社と付き合があり、担当者も納品に合わせ現場をのぞきに来きました。

 「飽きない家ですね」と言ってくれました。 

 この時計は1950年代にジョージ・ネルソンによってデザインされました。

 Ball Clock(ボールクロック)は、カラフル、ダイナミック、シンプル。

 20世紀の中盤に作られた家具群を「ミッドセンチュリー」と呼んだりします。

 時代に淘汰されない、名作が沢山あります。

 その代表格、イームズのシェルサイドチェアも2色届きました。

 いつの時代も、人を支え続けてきたのです。

 茶系のスパロウという色は、特にこの家に似合います。
 
 これはご主人のセレクト。

 帰り際に、玄関土間のタイルが出来あがってきました。

 この空間に、色とりどりのチェアが置かれ、お茶する姿をイメージし、この計画は進めてきました。

文責:守谷 昌紀

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