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「ダイヤモンドカットの家」‐5‐真っ白

 外壁の塗装が終わり、ようやくシートが取れました。

11 - コピーのコピー

 「どうせ白で行くなら、混じりっけ無しの白で」

 クラアントの言葉通り、真っ白な外観です。

13 - コピー

 白という色は、素直に陰影を反映し、他の色を映しこみます。

 同じ白でも、それぞれの面によって全く違う色になるのが良く分かります。その陰影が、建物のフォルムを明確にしてくれるのです。

 言ってみれば究極の色。

19 - コピー

 もっとも、お子さんが喜んでくれるのは、もっと細部のこと。

21 - コピー

 先日の現場訪問で、期待通りにのぞいてくれた小窓群も、ほぼ仕上がりました。

 ご主人から「もう少し、遊びがあってもいいのでは」と、最後に実現したものです。

23 - コピー

 このファミリースペースは、3つの子供部屋の中央にあります。

 トイレと手洗いも備え、兄弟が自然に顔を合わせるような、空間になればと思っています。

トップライトから落ちる光が、価値を高めてくれるはずです。

25 - コピー

 北西の道路対し、出来る限り閉じているのは、トラックの通行量が多いからです。

 万全を期す為に、1階部分は少し下がり、窓も高い位置に切りました。

 住まい手にとって、外観へのこだわりは様々です。しかし、建築は街をの一部を担っていますし、子供にとっては原風景となりえるもの。

 最後の最後まで、しつこく検討を重ねました。

 この計画も、3月下旬の引っ越しを控え、残すところ2週間程。

 最後まで、しつこく行きたいと思います。

文責:守谷 昌紀

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