日曜日は朝一番の新幹線で東京駅へ。
そのまま地下鉄に乗り換え、現場へ向かいました。
詳細な模型も作りますが、実際の構造体を見るのは初めて。
私にとってもファーストコンタクトです。
まずの印象は「大きい」です。
前日が建て方だったので、大きな木槌が残っていました。
2階にも上がってきました。
休日、人のいないの現場に入るのは、最高に気分がいいのです。
南側は間口いっぱいの一室空間。
数字以上の広さを確信しました。
「布団は、バルコニーに思いきり広げて干したい!」が奥さんの要望。
木造なので、どれだけ張り出せるかと、屋根の形状には特に注意しました。
現場を見た後、近くにあるクライアントの自宅で打合せ。
都内のマンションなので、ある程度の狭さをイメージしていたのですが、1階で庭付きなのです。
しかも広い。
奥の菜園は奥さんのお父さん作。
「四丁目の家」では1階に住まれます。
今は、キュウリ、ナスの季節。
トマトもそろそろ赤くなり始めていました。
何とか、鳥や小動物に食べて貰おうと、美味しくなろうと野菜は進化してきました。
少しでも離れた所に、糞の中にある種が運ばれるとその種は繁栄します。
自分では動けない分、植物はとても純粋と言えるのです。
建築も同じく動けないもの。
動けない、変われないからこそ、特にに純粋であらねばならないと思うのです。
何に対して純粋か。それは、住まい手の幸せ。
文責:守谷 昌紀