8月10日は大安。上棟式を迎えました。
上棟式には様々な形式があります。
今回はクライアントに御幣へ記名して貰いました。
その間、奥さんと「最近、ペンで書く機会って減りましたよね」などと四方山話を。
ご主人は本当に達筆で、正直驚きました。
私の字は、事務所内でも「読めない!」と言われるくらいで、ちょっと反省したのです。
鉄工所の専務が、3階へ御幣を上げてくれます。
こんな時、現場の人は勇ましく見えるのです。
四隅にお酒をまいて頂き、最後に乾杯。
無事、式典を終えたのです。
私たちに、お土産まで頂きました。
その中に、日本酒の小瓶が。以下はクライアントからのメールです。
一つだけおまけの話で、本日のお酒のことです。
福井の「梵(ぼん)」というブランドのお酒なのですが、天皇御用達とかJALのファーストクラスとか、松井やイチローが節目の記念の時に飲んだとか、その類のエピソードがいくつ もあるくらい高級な酒を造っている蔵元のお酒です。
今回ここのお酒を選んだ理由は
①この位の小瓶になると、あまりいいお酒が入っていないので困るのですが、お勧めできるものである(大前提)→よく冷やして飲んでください
②知り合いの佐野屋酒店さんで取り扱いしている。
③そして何よりも重要なのが名前でした
佐野さんのコメントを借りると
『梵(ぼん:BORN)とはサンスクリット語で「けがれなき清浄」「真理をつく」と訳される言葉で、もう1つの読み方のBORNでは「誕生」「創造」を意味します。』とのこと。
新しい家ができるのはぴったりかなと思っただけです。
よく冷やして頂きました。果実のような香りで飲みやすく、後味もしっかり。大変美味しかったです。
こちらのご主人は、仕込みの時期、2月頃になると、日本酒の酒蔵を訪ねて回ります。そのくらい、日本酒にこだわりを持っているのです。
コンセプトは1回目に書いたのですが、その前から有ったキーワードは「パリのアパルトマンと酒部屋のある家」でした。
「Shabby House」には酒部屋があるのです。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm