「Shabby House」-7-上棟式とお酒

8月10日は大安。上棟式を迎えました。

上棟式には様々な形式があります。

今回はクライアントに御幣へ記名して貰いました。

その間、奥さんと「最近、ペンで書く機会って減りましたよね」などと四方山話を。

ご主人は本当に達筆で、正直驚きました。

私の字は、事務所内でも「読めない!」と言われるくらいで、ちょっと反省したのです。

鉄工所の専務が、3階へ御幣を上げてくれます。

こんな時、現場の人は勇ましく見えるのです。

四隅にお酒をまいて頂き、最後に乾杯。

無事、式典を終えたのです。

私たちに、お土産まで頂きました。

その中に、日本酒の小瓶が。以下はクライアントからのメールです。

一つだけおまけの話で、本日のお酒のことです。

福井の「梵(ぼん)」というブランドのお酒なのですが、天皇御用達とかJALのファーストクラスとか、松井やイチローが節目の記念の時に飲んだとか、その類のエピソードがいくつ もあるくらい高級な酒を造っている蔵元のお酒です。

今回ここのお酒を選んだ理由は

①この位の小瓶になると、あまりいいお酒が入っていないので困るのですが、お勧めできるものである(大前提)→よく冷やして飲んでください

②知り合いの佐野屋酒店さんで取り扱いしている。

③そして何よりも重要なのが名前でした

佐野さんのコメントを借りると

『梵(ぼん:BORN)とはサンスクリット語で「けがれなき清浄」「真理をつく」と訳される言葉で、もう1つの読み方のBORNでは「誕生」「創造」を意味します。』とのこと。
新しい家ができるのはぴったりかなと思っただけです。

よく冷やして頂きました。果実のような香りで飲みやすく、後味もしっかり。大変美味しかったです。

こちらのご主人は、仕込みの時期、2月頃になると、日本酒の酒蔵を訪ねて回ります。そのくらい、日本酒にこだわりを持っているのです。

コンセプトは1回目に書いたのですが、その前から有ったキーワードは「パリのアパルトマンと酒部屋のある家」でした。

「Shabby House」には酒部屋があるのです。

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Epic Games Japan New Office」-5-クライアントから

 8月9日の竣工検査を終え、大阪の事務所に戻ったのが夕方の5時半。

 一日出ていたので、月曜日中の仕事をコツコツ進めていました。大方目処がついたので、今日は終わりにしようかと、最後にメールを見ると、クライアントからメールが。

 大変嬉しく、写真の雰囲気がとても良かったので、ここにUPします。クライアントも快く了承してくれました。





守谷さま、

 いつもお世話になっております。エピック・ゲームズ・ジャパンの河崎です。

 本日もまたご足労いただきましてありがとうございました。

 おかげさまをもちまして、とても素敵なオフィスが完成しました。

 これもひとえに守谷さんと日祥工業の皆様のお力添えによるものです。

 心より感謝するとともに、皆さんとお仕事できたことを幸運且つ誇りに思います。
ありがとうございました。

 これからぼちぼち取引先の方も訪れるようになりますので、感想が聞けたらまたお知らせするように致します。

 午後になって下田が到着したのですが、ミーティングルームからエントランスにかけての多重ガラス面で構成される光線の具合にいたく感心しておりました。
守谷さんが帰られた後に、一気に家具が届きまして、ずいぶん雰囲気が出てきました。

 取り急ぎ、本社への報告用にまとめた写真集をお送りします。(とはいってもiPhoneで撮影しているので、大したことないですが)

 明日からゴミ箱やマルチタップ、プリンタ等、生活必需品類を揃えていく予定でおります。

 落ち着いて仕事できる環境が出来上がるのが楽しみです。

 厳しい予算、厳しいスケジュールの中で、本当によい仕事をしていただき、ありがとうございました。

 アトリエmさんにお願いして本当によかったと思っております。

 また撮影等でお目にかかれる日を楽しみにしております。打ち上げも近々に、是非。

 では、今後ともよろしくお願いいたします。

 河崎

 建築は竣工時が完成ではありませんが、好きな仕事をし、感謝の言葉まで貰えると、仕事人冥利につきます。

 利休と同じく、一期一会の精神で、悔いの無い仕事をしたいと思うのです。 
 
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm