「Epic Games Japan New Office」-3-ディティール

 最終検査以外では、最後の現場打合せ。

 手摺に養生がしてあるのが、Epic Games Japanの New Officeです。

 「ゲームビジネスの明日を考えるメディア」こういったところに、発表していくのだそうです。

 こういうのを見ると、凄い商品を持っているのだなあと思います。

 現場は内装工事に入り、いよいよ終盤の雰囲気です。

 自立した間仕切壁の天端は、スチールとアルミの組み合わせです。現場からの提案でした。

 こういった組み合わせは、職種が分かれるのであまりしないのです。その分新しい感じがします。

 白の段々は、エントランスに据えつけます。

 全段の図面を送りましたが、1段ずつの手仕事。

 30mmのスタイロフォームを切ってあるのです。

 裏面には番号がふってあります。下の段だけで34段。

 型紙を上にあてると、下が膨らんでしまう。上下にサンドイッチして、熱線カッターで切ったと施工会社の社長は言っていました。

 塗装の下地には木工用ボンドを水に溶き、ママレモンを数滴たらすのが良いそうです。

 モノ自体、特に機能はありません。

 昼に現場を出ると、前を流れる大岡川で屋形船が準備をしていました。

 夕涼みをしながら、食事でもすると最高の気分でしょう。

 みなとみらいも、日曜日は花火大会で、身動きできない程の混雑だったとのこと。

 日本列島、夏真っ盛り、といったところでしょうか。

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「頑張れる家(イタウバハウス)」-2-地盤改良

 朝からクライアント、現場監督と近隣挨拶を済ませました。

 まずは地盤改良からです。

 調査は7月中旬に終えました。

 水田として利用されていた形跡があり、地盤補強要という結果です。

 今回は、湿式の柱状改良を行うことになりました。

 土を掘削し、セメントミルク(セメント+水)を注入していきます。

 地中で掘った土と混ぜ合わせ、600φ×7mの杭を作ります。

 もう一日かけて合計24本の杭を打ち、建物の支えとするのです。

文責:田辺 幸香
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm