今年の冬は寒い日が続きます。
昨日もかなり降りましたが、先週金曜日も、夜になると深々と雪が降ってきました。
遅い時間に監督から電話があり「明日は雪で無理かもしれません」と。翌、午前中。
何とか到着できましたと連絡があり、私たちも現場に向かいました。棟梁と話しをしていると、その間もキリを研いでいます。
職人にとって、道具はまさに商売道具。
この現場で、棟梁とは4件目の仕事になります。
1階の柱、梁の補強が概ね終わりました。過去はいずれも新築でしたが、リノベーションこそ経験がものを言うもの。息子さん、監督と共に、頼りにしているのです。
2階は大空間とするため、柱と梁を整理して行きます。想像していた梁組と違うところがあり、抜けない柱が何本かでてきました。
このあたりはクライアントへ説明し、理解を求めます。難しくも面白いのが改修なのです。
バレンタイン前ということで、奥さんからチョコレートのプレゼントがありました。
棟梁とその息子さん、監督と私と当事務所のスタッフ。5人全員に頂きました。
楽器がモチーフとなったパッケージでsince1923とあります。その日の夜、あっという間に全て頂いたのです。
施工会社は、常に競争見積りで決定します。必然的に、プロジェクト毎、違うチームで仕事をすることになります。
チーム・チョコレートは最後まで、現場にかかわる5人です。職能を持ち寄り、良い仕事をし、奥さんに報いなければなりません。
文責:守谷 昌紀