クライアントと一番初めに相談するのは「テーマ」である。
何に幸せを感じるかは、住まい手によってそれぞれ。
テーマとは、それを表現するキーワードのようなものだろうか。
この計画も「暖かい」「耐震性」「かっこいい」「ゴージャス」など色々なキーワードが上がった。
それらをまとめたり、離してみたりしながら計画は進んで行くのだが、言葉には上がらなかったキーワードがある。
「大きい」である。
敷地は約360㎡で110坪ほどある。
1、2、3階に各居住空間があるのだが、この家は1歳から80代まで、四世代が住むのである。
大きな空間というのは常に憧れだ。
2階のLDKは40畳以上ある。それが大味にならないよう、空間構成には特に気を付けた。
既存建物も相当な規模で、かなりの盛り土をしていた。その分、解体作業にはかなりの時間を要したのだ。
打合せには第一世代の長男君も何度が参加してくれた。
一番下のお子さんは1歳。第四世代の「曾祖母が見てくれているんです」ということも多々あった。
昔の日本ならごく普通だったのかもしれないが、最近では稀なケースかもしれない。
そういった規模だけに、工期も8ヶ月みている。
全ての世代が幸せだと思えるような家を目指し、工事はスタートする。
文責:守谷 昌紀
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【Events】
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■5月30日~6月30日住まい情報センター4階で
「宝塚の家」のパネル展示
【News】
■『住まいの設計05・06月号』3月19日発売に「野洲の家」掲載
■『homify(アラビア語)』5月20日に「加美の家」掲載
■『homify(韓国版)』5月18日に「宝塚の家」掲載
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■『関西ウォーカー別冊「大阪ライフウォーカー」』3月22日発売に
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■2月23日フジテレビ『みんなのニュース』で「松虫の長屋」紹介
■『月刊ハウジング4月号』2月20日発売「野洲の家」掲載