「Shabby House」-16-家具の順番

新築の場合、どうしても優先順位が後ろになるのが家具。

建物と一体でなないテーブルや椅子などは、真っ先に減額対象となってしまいます。もちろん予算は決まっているので、竣工時から納得できるものにそろえるのは至難の業と言えます。

3階の子供部屋は、お子さんがまだ小さいこともあり、机は将来に持越しとなりました。

しかし床は、最もこだわった材です。

2階のLDKには、こだわりの家具が3点あります。

前回書いた、ダイニング横の飾り棚。

隣り合うリビングにも、名古屋のこだわりの家具屋さんから届いたものが1つ。

取手も感じが出ています。

もう1つこだわりの家具がダイニングのテーブル。

引出しのついたもので、この家の中心にくるものなのです。

竣工した瞬間からから、洗練された空間になると思います。

では何故これらが実現できたか。

常に全体の金額を把握する、クライアントの綿密な予算計画につきます。

その為に、土地探しの段階からコンサルタントと契約、サポートを受けていたのです。

加えて、とても単純ですが、その優先順位が高かったからに他なりません。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

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