「Shabby House」-11-設備位置と家具

スイッチやコンセントの位置確認が終わった「Shabby House」。

アルミ製サッシの枠もつき、空間の大枠が出来上がって来ました。

設備関係の位置決めは、現場で型紙を貼るのにこだわっています。

壁が出来上がったあとに、決定出来ればよいのですが、設備の配線は壁を閉じる前に済ませる必要があります。

それで、どうしてもこのタイミングになるのです。

この方法を取り入れてからか、完璧とは言えないまでも、かなり精度が上がったと思います。

それでも出来上がってみないと分からないのが空間で、そこが面白くもあり、難しいところ。

正面はは素焼きのレンガ貼りで、下地の準備が進んでいます。

このレンガも粗面にこだわりました。先日このメーカーに寄ってきました。

大阪市役所のすぐ北、大江橋の北にある大江ビルというレトロな建物に入居しているのです。

社長とは初めて会ったのですが、商品と人物がかぶるほど、素朴な人で立ち寄って良かったと思えたのです。

現場は、内部仕上げから家具工事へと移って行きますが、家具は数点が名古屋の家具会社が制作したものを建築工事で取り付けます。

その家具は、非常に造りこまれており、クライアントが大変に気に入っているのです。その出来上がりは流石のものでした。

高価な一点ものなので、取り付けの失敗は許されません。正直言えば出来れば避けたいところかもしれません。

しかし、それを超えて行くことで私達、施工会社の存在価値があると思うのです。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。