「ダイヤモンドカットの家」‐3‐気持ちよく干したい

 先週の日曜日、棟上げを迎えました。

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 ご家族、監督、私達での手作りの棟上式ですが、御幣は立派なもの。

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 お子さんは長男、長女、次男の3人。

 米、塩、お神酒を一緒にまいて回りました。

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 一番下のお子さんは、生後5ヵ月からの付き合いです。

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 この家は、寝室前のバルコニーが広く、12畳強ありますが庇を深くしています。 

 寝室内にも、簡易な物干金物がついており、気持ちよく洗濯物が干せるはずです。

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 まだ防水工事前で、ブルーシートに覆われてますが、次男君も一緒に走り回っていました。

 この洗濯干場。住宅の設計において、テーマになることがしばしばです。

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「四丁目の家」はそれがメインテーマでした。

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「黒壁の家」は奥さんがひどい花粉症で、物干部屋を設けました。

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 この大きなバルコニーは片側の壁が、斜めに下りてきます。

 道路側からの視線を切り、出来るだけ光を取り込む為のものなのです。

 オリンピックのエンブレム問題、新国立競技場のコンペの一件もあり、デザインという言葉が、良い意味で使われていないことが多々あります。

 色々なものが100円で買える時代がやってきました。それは、努力の積み重ねによって実現されたはずで、皆が喜んでいます。

 しかし、人類の歴史において、異常な事態なのではとも思います。ものに愛情を注ぐのがともて難しくなる気がするのです。

 もの創りは、尊い行為だと思っています。そこに「意」を注ぐのが、デザインという行為です。それは勿論、洗濯物干し場にも。

 さて、上手く乾いてくれれば良いのですが。

文責:守谷 昌紀

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