「White Eaves」‐3‐現場もやっぱり人となり

 建方が終わりました。

10 - コピー

 この敷地は、比較的正方形に近い矩形です。 

 経済効率から、間口が狭い方が一般的ですが、秀吉が間口に対して課税額を決めたのも、一端と言われています。

11 - コピー

 前面道路の通行量から、車の軌道をデザインの動機としたことは、初回に書きました。

13 - コピー

 シート裏をのぞくと、分かりよいかもしれません。

15 - コピー

 道路は北側にあり、1階の主要な部屋は南の庭に開いています。

17 - コピー

 2階は、中庭のようなバルコニーを、各部屋の中央に配置しました。

19 - コピー

 加えて、北側にもバルコニー。北と南から外部が切れこんでいます。

 正方形に近い平面に、光と風を内部に届ける為に考えたプランなのです。 

29 - コピー

 建方の日は5人程の大工チームでしたが、リーダーはこの2人。

30 - コピー

 副棟梁は36歳。

 「若いね」と言うと「そんなに若い方でも……」と。

 最近の高年齢化が進む現場では、若い方と言ってしまいます。

31 - コピー

 手前が監督で奥が棟梁。棟梁は40歳です。

 監督は「載せるなら横顔にして下さい」と言うのでそうしました。

35 - コピー 

 仕事なので、いつも笑ってばかりは居られません。

 ただ、こんな笑顔のある現場が、上手くいかないと想像する方がナンセンスだと思っています。

 笑顔は全人類共通の幸せ。今日も、そんな1日でありますよう。

文責:守谷 昌紀

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。