「滋賀の家」‐12‐マジックはない

 昨年後半から、実施設計→見積→見積り調整と「見積り調整」が集中。

 なかなか現場が始まりません。

 と言うことは、まとめて始まるのですが、やはり現場が動いていないと物足りないものです。現場にのみ真実があるのですから。

 元現場、今は住居。「滋賀の家」の奥様から写真が届きました。

21

 この計画では、予算調整の中で、外構工事が別途工事になりました。

 外構工事は「工程的に最後になる」「完成していなくても暮らせる」等の理由から、別途工事になったり、二期工事(後でする工事)になることがあります。

 この住宅もそうだったのですが、建物完成後、ご夫妻が地元の土木工事会社に見積りを依頼。ようやく年末、完成に至りました。

 私もアドバイスをさせて貰いましたが、基本的にはクラアントが現場を監理されたのです。

22

 年始にかけて、京都が大雪だったとは聞いていたのですが、滋賀もかなり降ったようです。

23

 建築の仕事にマジックはありません。適正な価格で、少しでも良いものを創るには、一手間も二手間も掛けなければなりません。

 私たちもハードワークは厭わないつもりですが、クライアントの本気度に、建築は大きく影響を受けるのです。

 広い庭にある、ドッグランも完成したよう。少し緑が戻つ頃、撮影に行こうと思っています。

文責:守谷 昌紀

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
『ハウジング9月号』7月19日発売に「あちこちでお茶できる家」掲載■『大改造!!劇的ビフォーアフター』9月20日に「住之江の元長屋」再放送

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。