クライアントには2週続けて、現場にお越し頂きました。
前回、時間が足りなかった、タオル掛けなどの位置を確認して貰います。
タオル掛けの位置は以外に難しいのです。
タオルを2つ折りにするとおよそ45cm。その性格上、洗面カウンターと干渉する場合が多くあります。
ご夫妻の身長差も加味して、今回は135cmを基準高さに設定しました。
これは内部の手摺の取り付け下地。
ガラスの手摺が付く場所ですが、隠れてしまうところで支持するので、ここが大事です。
同じく階段も、美しく仕上げようと思えば、見えない部分が重要です。
支える部材をササラと言いますが、一手間掛けるとそのモノ自体が美しくもあります。
隠れる部分でも、人が目にした時、美しいと感じることは大事です。
人の目は本能的に、安全、機能的など見分けると思うからです。
池の対岸は紅葉していました。
この眺めが、この土地にクライアントを導いたのです。
文責:守谷 昌紀