今日はクライアントに、現場でスイッチ、コンセント等の位置を確認して貰いました。
まだ壁も仕上がっていないところで、完成した姿を想像するのは、仕事にしている人間でも大変です。
今までも色々やってきましたが、結局、脚立、テープ、チョーク等、あるものを使って、何とかその大きさを再現するのが一番と考えるようになりました。
実際には、早い段階で仕込んでおきたい物もあります。
十分わかっていますが、この過程を踏んでからが最終決定で、その前に施工する場合は変更の可能性がある事を了承してもらいます。
フロアーコンセントも少し変更が出ました。しかし、床、壁、天井が仕上がってからよりはずっと対応しやすいのです。
現場にある木材などを積んで、カウンターの高さを決定し、付近のコンセント位置を決めました。
コンセント、スイッチなどは型紙を現場に貼りつけて、使い勝手を見て貰います。
朝10時から始めて、昼の1時半まで続けましたが、来週に持ち越したものも出ました。
クライアントには多くの時間を割いて頂きますが、「現場に来るのが楽しみ」と聞くと創り手としては嬉しい限りです。
大きな意味で、すでに建築としての概容は決まっていると言えます。しかし、家としての機能は、この辺りからの細かな打合せが大きく影響するのです。
現場は細かくて大変だと思いますが、ついて来て貰うよりほか無いのです。
文責:守谷 昌紀