「伊東内科クリニック」-18-カルテのIN、OUT

 先週金曜日に続いて、火曜日も打ち合わせの為現場へ。

 工期も残すところ1ヵ月になりました。

 金曜日に、そろそろ秋の気配が……と書いたのですが、8月の最終日も暑い一日になりました。

 左官職人が、サッシと木材の間にモルタルを詰めています。

 トロ詰めと言いますが、これは木造用サッシにはない作業です。

 大開口を実現するために、鉄骨造用のサッシを使っている部分があるのです。

 トコロテンを押し出すような器具で、モルタルを注入して行きます。

 待合の正面は、ガラスを待つのみとなりました。

 診察室と受付の間には小さな窓があります。

 「伊東内科クリニック」は電子カルテの予定ですが、それでもA4大のペーパーのやり取りもあるそうです。

 小さな窓の中央に仕切り板を入れ、INとOUTで使い分ければ、という発想です。

 こつこつとディティールを積み上げて行きます。

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

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