今日は朝から、審査機関による検査がありました。
建築をする為には、まず建築基準法を満たす必要があります。
それに加えて、昨年の10月から、住宅瑕疵担保保険への加入が義務付けられました。
構造上の主要な部分と雨水の浸入防止に対しては、10年間の瑕疵担保責任があります。その資金確保の為、供給者の保険加入が義務付けられたのです。
今回のように住宅を含む場合も同様で、こちらの現場検査もあります。伊東内科クリニックの場合はこんな関係です。
便宜上、【A】建築確認申請、【B】住宅瑕疵担保保険による現場検査とします。
①基礎配筋検査 【B】住宅瑕疵担保保険
②屋根工事の検査 【A】建築確認申請、【B】住宅瑕疵担保保険
③完了検査 【A】建築確認申請
これらは、構造体によっても変わります。同じ検査がある場合、互いを兼ねれるケースもあります。
今回は構造設計を頼んでいるので、各部分に使われている鉄筋の径、ピッチなどが、細かに記載されています。
審査機関の担当者も、まずは決まった数の本数が入っているかを、メジャーをあてチェックします。
鉄筋には、「継手」と呼ばれる箇所が出てきます。
その場合、鉄筋の径が16mmなら、その40倍(640mm)を重ねなさいといった、部位によって決まりがあるのです。その他、鉄筋の「定着」、コンクリートの「被り」等も、このタイミングで検査します。
配筋検査に合格しました。当然ですが、結果が出るまでは、ソワソワとするものです。
次の大きな工程は、コンクリートの打設。今週末の予定です。
文責:守谷 昌紀