昨日から建方工事が始まりました。
足場組もあり、現場はごった返しています。
3人の職人が、2階の梁上でボルト締をしていました。
一番高い所は、9.2mです。
最も大きな梁の背は25㎝。
ボルトの本数等は、それぞれに決まっています。
柱は全て20㎝角。
柱却は4本のアンカーボルトで筋結されているのです。
デーンという感じで、柱と梁が建ちあがりました。
左端の隅に柱は無いのです。
文責:田辺 幸香
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
昨日から建方工事が始まりました。
足場組もあり、現場はごった返しています。
3人の職人が、2階の梁上でボルト締をしていました。
一番高い所は、9.2mです。
最も大きな梁の背は25㎝。
ボルトの本数等は、それぞれに決まっています。
柱は全て20㎝角。
柱却は4本のアンカーボルトで筋結されているのです。
デーンという感じで、柱と梁が建ちあがりました。
左端の隅に柱は無いのです。
文責:田辺 幸香
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
最終検査以外では、最後の現場打合せ。
手摺に養生がしてあるのが、Epic Games Japanの New Officeです。
「ゲームビジネスの明日を考えるメディア」こういったところに、発表していくのだそうです。
こういうのを見ると、凄い商品を持っているのだなあと思います。
現場は内装工事に入り、いよいよ終盤の雰囲気です。
自立した間仕切壁の天端は、スチールとアルミの組み合わせです。現場からの提案でした。
こういった組み合わせは、職種が分かれるのであまりしないのです。その分新しい感じがします。
白の段々は、エントランスに据えつけます。
全段の図面を送りましたが、1段ずつの手仕事。
30mmのスタイロフォームを切ってあるのです。
裏面には番号がふってあります。下の段だけで34段。
型紙を上にあてると、下が膨らんでしまう。上下にサンドイッチして、熱線カッターで切ったと施工会社の社長は言っていました。
塗装の下地には木工用ボンドを水に溶き、ママレモンを数滴たらすのが良いそうです。
モノ自体、特に機能はありません。
昼に現場を出ると、前を流れる大岡川で屋形船が準備をしていました。
夕涼みをしながら、食事でもすると最高の気分でしょう。
みなとみらいも、日曜日は花火大会で、身動きできない程の混雑だったとのこと。
日本列島、夏真っ盛り、といったところでしょうか。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
朝からクライアント、現場監督と近隣挨拶を済ませました。
まずは地盤改良からです。
調査は7月中旬に終えました。
水田として利用されていた形跡があり、地盤補強要という結果です。
今回は、湿式の柱状改良を行うことになりました。
土を掘削し、セメントミルク(セメント+水)を注入していきます。
地中で掘った土と混ぜ合わせ、600φ×7mの杭を作ります。
もう一日かけて合計24本の杭を打ち、建物の支えとするのです。
文責:田辺 幸香
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
内部工事が一段落し、外壁工事が始まりました。
「伊東内科クリニック」は目地のない、大きな壁面で構成されています。
目地がないとは言え、使われる材料は人が扱える大きさ。
3×6(サブロク)板と呼ばれます。3尺×6尺のことで、910mm×1820mm。
建築現場では古来よりの尺寸法が一般的なのです。
現場内には、所狭しと3×6板のボードが積まれています。
階段は鉄筋コンクリート造なので、型枠工事も始まりました。
ちなみに、これらも3×6板の合板で作られます。
よって現場に未だ階段はなく、上がり下がりはハシゴ。
これは大工さんの手製。エレベーターシャフトの中に移動されていました。
若干怖さが軽減されました。
この時期の現場は、本当に暑い。
飲み物の差し入れがあり、私も一本頂きました。
夕方の現場では「今日のビールは上手いで」という声が聞こえてくるのです。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
初めてクラアイントと会ったのは、2007年の10月。
大阪在住の若いご夫妻で、近くで土地を探しているということだった。
2度目は2009年の春。「売りに出ている土地がある」と連絡があった。「交渉ごとは焦ったほうが負けです」とアドバイスした。それが原因か分からないが、上手く行かなかったようだ。
今年の2月に「土地が見つかった。4月初めには正式に決定するので、プランをお願いしたい」と連絡があった。
それから4ヶ月。
7月31日に、近くの神社へ参拝し、工事の安全を祈願して貰った。
この神社の創建は1150年。
クライアントは、この家を建てる全ての過程を、公開しても良いと。
理由は、予算を抑えても頑張れば自分達の思う家が建てられると、知って欲しいから。
私達の責任も重大だが、この心強い言葉を借りて、プロジェクト名は「頑張れる家」にしたい。
クライアント-夢を実現する為に頑張れる
父親と母親-家族の幸せの為に頑張れる
設計者-建築は自由なものだと伝えたいから頑張れる
この3つの意味を込めて。
ご主人が実際に施工する場所もあり、コセンセプト等、詳細は追々。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
クライアントと、現場で話しをしていた時のこと。
「おしゃれだけど、お年寄りにとって居心地は……みたいなのは、避けたいですね」という話になりました。
お年寄りであっても、子供であっても、居心地の良い、何か楽しみのある、そんな空間にします、と答えました。
中学生の時、古文の先生が「お子様ランチはダメ。小学生だって、中学生だって、ビフテキが美味しいに決まってるんだから」と言いました。
何でも本物が良いという話ですが、そんな建築、空間を目指します。
内部間仕切り壁が随分出来てきました。
今回は電子カルテが導入されます。そのネットワークは全てメインサーバールームに集まってきます。
このあたりの設備は、クリニックならではのもの。
先日のクリニックオープンの横断幕に続いて、当事務所も掛けさせて貰いました。
相談すると快諾してくれたのです。
このクリニックの事を、アトリエmのことを街にアピールしたいという気持ちからです。
私も40歳になりました、迷いなく真っすぐに行動したいと思うのです。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
朝6時の新幹線で新横浜へ。
在来線に乗り換えて、15分程でJR桜木町。
ランドマークタワーを見ながら5分程歩くと、9時過ぎには現場へ着きます。
着工して6日目。間仕切壁のフレームが出来上がっていました。
今回は横浜での計画につき、知っている施工会社がありませんでしたが、紹介ではなく、自分達で探すことにしました。
事務所にある建築の専門誌を片っ端から調べ、まずはメールで計画の概要を送ります。そして、順に電話していったのです。
およそ10社位までしぼっていたのですが、競争見積を表明したのは2社だけでした。
6月21日に、初めて現場説明で顔を合わせ。それから3週間程で見積調整。1社に決まったのです。
後で分かったのですが、2社の社長は知り合いで、「あの設計事務所なら付き合いしてもいかな」と話していたそうです。
2社とも、そうそうたる建築家と仕事をしているだけに、光栄なことでもあります。
施工会社から上がってき施工図には、考え、悩んだ後がみえます。そして伝えたいという気持ちも。
この図面が上がって来た時「完璧な納まり」と答えました。
そして、必ず良い仕事になると確信したのです。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
梅雨明け以来、晴天が続きます。
朝からコンクリートの受入検査に行ってきました。
今日は基礎部分の打設です。
生コンが届くまで、ポンプ車のホース位置を調整したり、コンクリートを均すトンボを作っていました。
ミキサー車が到着したら、まず試験用の生コンを準備します。
スランプの計測(軟らかさを示す数値)は、15±2.5cm内でクリア。
空気量も4.5±1.5%の規定量です。
カンタブという試験紙で、塩化物量を測定しました。
塩分量が多い場合、鉄筋を腐食させてしまいます。
強度試験を行う試験体は合計6本、1週間後と4週間後用です。
夏場は気温が高く、打設面の温度も高くなってしまうので、湿らす程度の水をまきながら進めます。
ホースの側でバイブレーターを使って生コンを流し、その後をトンボやコテで均していきました。
基礎が立ち上がり、建物の形が現れ始めるのです。
文責:田辺 幸香
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
今年のゴールデンウィークに入る直前。ある企業から、連絡を貰った。
外資系のゲーム開発ツールのメーカーで、webサイトには以下のようなニュースが掲載されていた。
『今年の4月。世界中のゲームメーカーで使われる統合型ゲーム開発ツール“アンリアル・エンジン”シリーズや、Xbox 360用ソフト『ギアーズ オブ ウォー』シリーズで知られるアメリカのメーカー、Epic Games(エピックゲームズ)が日本進出。
2010年4月15日に“エピックゲームズ・ジャパン”の設立発表会が行われた』
更に、横浜で新しい事務所を構えることになり、内装と家具の設計依頼を頂いたのである。
エンターテイメン企業なので楽しく。
なんと言っても人材が宝。ここで働きたいと思えるようなオフィスを。
この2つがメインコンセプト。
クリアな空間に、様々な色を投げ込んでみた。賑やか過ぎず、クール過ぎず。微妙なところにチャレンジしてみたい。
完成予定は8月初旬。内装工事の工期はいつも短い。
現場に行くチャンスは3回。どこで使うか。普段とは違う緊張感もある。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm
着工が月6日なので、2週間で基礎の配筋工事まで進みました。
今日は審査機関の中間検査。
クライアントのお子さんが、近くの保育園に通っており、ご夫妻で現場をのぞいてくれました。
基礎の底は、底版とかベースとか言います。
検査員から、ベースの被りが(コンクリート面と鉄筋の距離)大きくなりすぎないよう、指摘がありました。
すぐに改善して、一回目の中間検査は合格。
この土地に出会うまで、2年間探したそうです。
住みたいエリア、街を絞り、2008年に購入。そこから設計事務所を探すのにもう1年。
それだけあって、駅も近く、大きな公園があるのに、静かな街です。
池のある公園に、大きな鳥が居ました。何という鳥でしょうか。
どこの池にも一様に「釣り禁止」の立て札。
危険も含めて、自然と深く係わってこそ、その良さが分かるはずです。
管理責任も分かりますが、水都・大阪の面子を掛けて、何とかならないものでしょうか。
何とかしたい気がします。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm