建方工事は先々週に終えていましたが、上棟式は6月26日(土)に催されました。
10年に渡る海外生活を終えたクライアントが6月22日(火)に帰国。それで、この日程となったのです。
当日は雨でしたが、防水工事が終わっているので、さほど問題はありません。
まず、この日を迎えられたことが何より。雨降って地固まるです。
施工会社の社長の進行で、お札を棟木に貼り、そちらに向かって2礼2拍1礼。
クライアントには日本酒を四隅にまいて頂きました。参列者の皆さんで乾杯しますが、その前にご挨拶をお願いしました。
こういった式典をしたほうが良いですかと、尋ねられた場合「気持ちの問題なので、どちらでも良いと思います」と答えます。差し障りの無い答えですが本心です。
出来れば催したいと言う方は是非と思いますし、そういった事は苦手だという方が無理に開くことは無いと思います。式典の有無で仕事に差がある事は無いので、より気持ちの強いほうで、と思うのです。
もし一点だけ開いたほうが良い点があるとするなら、自分の言葉で現場の方々へ思いを伝えられるという事でしょうか。
その後、クライアントからお土産が参列者に手渡されました。
午前中からの式典だったので、現場の方はこれを機に仕事へ戻りました。こういった日は、躯体が出来上がった達成感、安堵感から、現場が良い雰囲気になるものです。
ひと時ですが、普段の喧噪とは違う緩やかな空気が流れていました。
待合の天井高さは3.6m。その正面にある光庭が、この建物の中心です。
現在は現場の休憩スペースとなっています。
文責:守谷 昌紀