すぐ裏には摩耶山が控える「灘の家」。
2週続けて、現場打合せでした。
初めて現場を訪れたのは昨年の5月。まだ購入前でした。
不動産業者の人が車で案内してくれましたが、「かなり上まで登るんだな」という印象でした。
2階バルコニーから身を乗り出すと、遠くには神戸の海が。
この日は、クライアントから「何らかの形で感謝の気持ちを伝えたい」とのお話を聞いていました。
監督、棟梁親子を合わせて7人。屋根工事の完了を機に、用意して貰った昼食を、皆で頂いたのです。
この計画で、もっとも重要部分は屋根裏です。
最も環境が良いのがそこだったのです。
元屋根裏だった部分に、開口部を設け、光、風、景色を取り込みます。その景色は。
この日は曇りでしたが、隣家の屋根越しに神戸の海を一望できます。
晴れた日は青い海を。
夜には1000万ドルの夜景を。
暮らしに楽しみを与える窓なのです。
文責:守谷 昌紀