一級建築士事務所アトリエm 守谷 昌紀 のすべての投稿

大阪市平野区、設計事務所。建築家 守谷昌紀

「ドタバタ広場のある家」-1-地鎮祭

 本日、地鎮祭がとり行われました。もう熱い程の青空。

 計画については、おいおい書くとして、実はこの計画、現在積算中なのです。

 ガレージ部や地盤改良も、先行して工事が進んでいる為、式典は神社で行い、清めの儀式は現地で。再び神社に戻って玉串の奉納という段取りになりました。

 宮司さんからの提案だったのですが、ひとつひとつ説明があり、非常に丁寧な式典でした。

 敷地横にある水路にはカメが2匹ほど住んでいます。

 計画名はドタバタ広場のある家ですが、計画は腰をすえて進めたいと思います。

 竣工は今年の秋を目指します。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-3-解体工事

 肌寒い日が続きましたが、また暖かさをとりもどしました。現場では解体作業が進んでいます。

 既存建物の外壁はシートで覆われました。 

バリバリという機械でどんどん解体していきます。 

 この日は工務店、水道業者、大工さんが作業していました。

 連休明けからは地盤改良工事の予定です。 

文責:田辺 幸香

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「つるみ歯科クリニック」-1-補修相談

「つるみ歯科クリニック」の壁面補修相談に行ってきました。

 クリニックは2004年夏竣工。 以来、5年が経とうとしています。

 診察室の壁であり天井であるR壁面にひび割れが少し入ってきました。

 今回はこのひび割れ補修等について相談させて頂きました。

 朝8時から夜8時まで歯医者さんって本当に忙しい仕事だと思うのです。

文責:坂田 明奈

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-2-地鎮祭

 先週末、地鎮祭がありました。

 敷地の四方を御祓いする神主さん。

 この日は好天で、花吹雪のようでした。

 地鎮祭では、海の幸、山の幸、お酒、米、餅などをお供えします。

 穿初(うがちぞめ)の儀。

 クライアントが鍬(くわ)を入れ、施工者が鋤(すき)を入れる。

 鎮物を神主さんが盛砂に埋め、後に建物の基礎に埋め込みます。

 現場近くの萱島駅には、ホームを突き抜けてそびえ立つ大クスノキがあります。

 高さ20m、幹回り7m、樹齢700年。

 昔から地元の人々に親しまれ、萱島駅はこのクスノキを残すことを選択しました。

 「Ohana」いよいよ着工です。

文責:田辺 幸香

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「吉松歯科医院」-1-補修、メンテナンス

 今日は久し振りに、吉松歯科医院に行っていました。

 アプローチに掛かる屋根の補修とメンテナンスの事で、工務店の担当者と相談に行っていたのです。

 2003年の3月に竣工して6年目。木に雨が掛かる部分で、痛みが激しい箇所はひとまず応急処置をして貰い、5年に一度はメンテナンスをしましょうという事になりました。

 その後、10年目を迎える2012年の春には、院内の塗装もやり替える事になりました。しかし、全体的にみれば、愛情を掛けて貰っているのが一目で分かるくらい、美しく保たれていました。

 正面にある医院のキャラクター「ニコッパ」も、開院時の笑顔のまま。

 当たり前ですが。

 アプローチの緑も、しっかり育っています。

 

 新しい設備として、将来導入したいという話だった口腔外バキュームが入っていました。

 カラーリングも完璧です。
 

 大理石のオブジェも、鮮やかな色を壁に映します。

 院長と、開院当時は31歳だった事、その時からずっと働いてくれているスタッフがいる事、下のお子さんがもう年長組になった事、等など小一時間話をして帰って来ました。

 この医院の設計は3社が競合していました。

 当時、商業建築はカフェの改修1件だけだった当事務所を選んで貰ったのです。

 「私達が一番長く愛される医院を創ってみせる」と意気込んでいましたが、医院の経験の無い設計事務所を指名するには、勇気が要ったと思います。

 その実績によって、仕事の巾が広がりました。心から感謝していますが、それ以上にその勇気と期待に何とか応えたいと真剣に思ったものです。

 是非の初心 忘れるべからず
 時々の初心 忘れるべからず
 老後の初心 忘れるべからず
 命に終わりあり 能に果てあるべからず

 能の完成者、世阿弥の言葉です。慢心する成果など全くありませんが、その言葉がいつもあります。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-1-プロローグ

 昨年の2月。写真スタジオ設計のオファーを貰いました。

 敷地は京阪の萱島駅から歩いて2分程。

 この計画が始まるまで、写真スタジオの事など全くの無知に等しいものでした。

 クライアントの思いのたけを、聞かせて貰ううちに考えるようになりました。

 『写真は誰の為にある?』

 写真の可能性、写真スタジオの可能性をクライアトと共に模索し、出した答えが、ようやく形になり始めますます。

 Kayashima Photo Studio Ohana

 本日着工しました。

 8月下旬の竣工予定です。

文責:守谷 昌紀

「切妻と中庭の家」-17-写真撮影

 昨日は、「切妻と中庭の家」の撮影に行っていました。

 竣工してすぐの昨秋も撮らせて貰ったのですが、その時は全ての家具が揃っていなかったのです。

 この日の京都は快晴。鴨川沿いの桜もまさに満開。

 北側道路の縦長の敷地に計画したこの住宅。

 屋根は低く抑えた切妻。主な住空間が集まる2階は、中央の中庭を囲むプランになっています。

 奥さんも「冬は暖かかった」と。後は夏の暑だけですが、長い庇がさえぎってくれるはずです。

 カラフルな家具がよく映えていました。全てクライアントセレクトですが。

 写真の仕上がりが楽しみになってきました。

文責:守谷 昌紀

「境内の中の家」-1-一年点検

 UPが遅くなりましたが、先週末「境内の中の家」の一年点検でした。

 前回訪れたのは、昨年の夏祭り。およそ半年振りです。

 ご主人は残念ながら急に地鎮祭が入ったとの事で、30分ほどしか会えませんでした(神主さんなので)。

 是正箇所としては、木製建具の動きが悪い所が3ヶ所。

 工務店の監督に、工事の日時と報告の連絡をお願いして、奥さんと少しお話していました。

 この春5年生になるお兄ちゃんは野球が大好きで、真ん中のお姉ちゃんは3年生。末っ子の妹さんは来年から保育園へ。

 ホームベースはお祖父ちゃん手製だそうです。

 お祖父ちゃんは宮司さん。

 計画を始めた時は、末っ子の妹さんは2歳でした。

 2年と少しで随分お姉ちゃんになりました。

 その頃から愛嬌たっぷりでした。

 帰りは、奥さんと、一番下の娘さんが見送ってくれました。

 3人の子育てをしている奥さんに、「来年からは少し寂しくなるかもしれませんね」と聞くと、「そうかもしれませんね」と。

 中庭には、計画当初は減額で無くなっていたモミジが植わっていまいた。

 家も家庭もどんどん変化していくのです。
 
文責:守谷 昌紀

「池を望む家」-17-手直し、そしてエピローグ

 先日、内部の撮影を終えた「池を望む家」ですが、少し手直しが有ったので、見に行って来ました。

 工事は順調に進んでいたので、週明けには全てが完了しそうです。
 
 外観の撮影はお隣りが、竣工してからのなので、私はまだ何度かお邪魔することになります。

 監督と打合せを済ませた後、お子さんと遊んでいました。

 お父さんがコーヒーを入れる準備をしていると、急いで手伝をしてくれます。

 お湯を沸かすケトルも、なかなかに良い感じです。

 土曜日の午前中。特有の緩やかな空気もあり、心地よい時間でした。

 もし「家は誰のもの」という問いがあれば、家族のものと答えます。

 一人暮らしの人で、家には凄くこだわりがあると言う人も居ます。

 しかし、やはり家族の為に、すこしでも良い家を、少しでも良い空間を願うのだと思うのです。

 この家の中で、家族の歴史は紡がれ、受け継がれて行きます。

 そう考えた時、とてつもない責任を感じ、それと同じくらいの遣り甲斐を感じるのです。

文責:守谷 昌紀

「池を望む家」-16-竣工写真

 今週の月曜日、竣工写真の撮影に行きました。

 天気予報をにらみながら決めたのですが、晴れたり曇ったりの天気。隣地が建築工事中ということもあり、この日は内部だけにしました。

 まずは1階廊下から。

 この廊下には本棚があったり、机があったりと、なかなか楽しい感じです。

 勉強机はクライアントが一番勉強しやすいよう、かなり高い位置に設定しました。

 加えて、眺めも抜群です。

 お子さんにも撮影の度にあっちへ行って貰ったり、こっちに行って貰ったり。

 撮影は住んでいる方の協力あってこそ。いつも感謝しかありません。

 次は隣の家が竣工する春あたりに、外観を撮る予定です。
 
文責:守谷 昌紀