無事引越しも終わり、クライアントと現場を見てを回りました。
この家の玄関扉は、2重になっています。
外側にはスチールの扉。
それを開くと、内側に木製の扉。
南仏からやってききた、本物のアンティーク扉です。この扉を付けたい、というのがクライアントの意向でした。
ただ、大阪市内で家を建てる場合、法的規制で準耐火建築物以上の耐火性能が必要です。それで、このような構造を考えました。
そこまでして、取り付けた甲斐があったと思える程、いい色、いい質感をしています。
鏡の縁もアンティーク。
コートフックも。
おざなりになりがちな小物関係も、クライアントがこつこつ探してくれたものです。
ダイニングの前には、ルーバーに覆われた光庭があります。
この部分が出来上がれば、外構を残して建物は完成します。
現場から家へ、という段階に来ました。
文責:守谷 昌紀