カテゴリー別アーカイブ: C24 「Ohana」

「Ohana」-8-鉄骨 検査

 大阪も梅雨入りし、本日は雨です。

 ブラケット加工中の鉄工所へ行き、原寸検査を行いました。

 監督と一緒に、部材サイズ、ブラケット取付け位置、継手位置のチェックをしました。

 このパーツは最も複雑で、何度も検討を重ねた部分です。

 徐々に形になって来ました。次は、いよいよ建方です。

文責:田辺 幸香

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-7-基礎 出来高査定

 クライアントが建築費用を払う方法もいろいろあります。

 今までの風習なら、着工時に1/3、上棟時(屋根が出来た時)に1/3、完成時に1/3が一般的でした。私が一番良いと考えているのは、月末出来高翌月80%払い。

 例えば6月の工事が100万円分完成していれば、7月に80万円を施工会社がクライアントに請求するというものです。

 施工会社にとって、楽な条件ではないと思いますが、これを見積りに参加して貰う条件としています。

 5月分の出来高の査定に行って来ました。

 基礎工事はほぼ完了。現在は埋め戻しの途中です。

 基礎に直接、通り芯がかかれています。

 事務所内では、この上に建つ鉄骨の最終チェックが済みました。

 今回は形状が結構複雑です。

 建築工事中は、騒音などで近隣への迷惑もかけてしまいます。しかし注目しているのも事実。ご近所さんは、見ていないようで良く見ています。

 「Ohana」はお店なので、どこかで看板でもかけましょうか?とクライアントと話しをしていました。

 Ohanaのwebサイトは現在、鋭意製作中との事。先駆けてブログがスタートしました。

 更新楽しみにしていますよ、イシイさん!

 『Kayashima Photo Studio Ohana』のブログ

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-6-基礎 検査

 本日は配筋検査に行って来ました。気温は27℃。徐々に暑くなってきました。
 

 検査では、鉄筋のサイズ、本数、ピッチ等をチェックします。

 底版は短辺150㎜、長辺200㎜の間隔で組まれており、力強い基礎に仕上がります。

 ここには丸柱が建ちます。

 太さ25㎜の主筋が入っていました。

 もうすぐ梅雨がやって来ます。次は建方です。

文責:田辺 幸香

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-5-基礎 墨出し

 朝一番で、基礎の墨出しに立ち会いました。

 Ohanaは既存の建物の一部を撤去して、写真スタジオを新築する計画。

 撤去した建物の復旧、その内部の改修と、色々な工程が同時に進んで行きます。

 敷地が長方形ではない上、建物の垂直、水平の壁も少なく、形状はかなり複雑です。

 墨の上から、地中梁、柱、壁芯を、ラッカーで色分けしてありました。

 現場監督とメジャーで確認して、位置は全て決定です。

 既存建物は住宅。商業施設との境目をどうするかが大きな課題でした。

 この部分は、別の用途にも使えるような空間を考えました。

 一番楽しみにしている場所でもあるのです。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-4-基礎 堀方

 地盤改良工事を終えた、萱島の現場へ行ってきました。
 
 天気は晴れでしたが、週末降った雨は水たまりになっていました。

 まずこの水をポンプで吸い上げていました。

 この日は掘方と言う工程で、基礎を打つ為に土砂を掘っています。

 敷地の半分、深さ1m掘った状態でした。

 そしてここに手で握れるぐらいの石を、縦並びに敷詰めます。

 次はこの上に捨コンを打ち、墨出しです。

文責:田辺 幸香

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-3-解体工事

 肌寒い日が続きましたが、また暖かさをとりもどしました。現場では解体作業が進んでいます。

 既存建物の外壁はシートで覆われました。 

バリバリという機械でどんどん解体していきます。 

 この日は工務店、水道業者、大工さんが作業していました。

 連休明けからは地盤改良工事の予定です。 

文責:田辺 幸香

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-2-地鎮祭

 先週末、地鎮祭がありました。

 敷地の四方を御祓いする神主さん。

 この日は好天で、花吹雪のようでした。

 地鎮祭では、海の幸、山の幸、お酒、米、餅などをお供えします。

 穿初(うがちぞめ)の儀。

 クライアントが鍬(くわ)を入れ、施工者が鋤(すき)を入れる。

 鎮物を神主さんが盛砂に埋め、後に建物の基礎に埋め込みます。

 現場近くの萱島駅には、ホームを突き抜けてそびえ立つ大クスノキがあります。

 高さ20m、幹回り7m、樹齢700年。

 昔から地元の人々に親しまれ、萱島駅はこのクスノキを残すことを選択しました。

 「Ohana」いよいよ着工です。

文責:田辺 幸香

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Ohana」-1-プロローグ

 昨年の2月。写真スタジオ設計のオファーを貰いました。

 敷地は京阪の萱島駅から歩いて2分程。

 この計画が始まるまで、写真スタジオの事など全くの無知に等しいものでした。

 クライアントの思いのたけを、聞かせて貰ううちに考えるようになりました。

 『写真は誰の為にある?』

 写真の可能性、写真スタジオの可能性をクライアトと共に模索し、出した答えが、ようやく形になり始めますます。

 Kayashima Photo Studio Ohana

 本日着工しました。

 8月下旬の竣工予定です。

文責:守谷 昌紀