「四丁目の家」-1-プロローグ

 「四丁目の家」は二世帯住宅の新築計画。

 ご主人は京都の出身で、奥さんは東京の生まれ。奥さんの実家が都内にあり、建て直して一緒に住むことになったのです。

 初めて計画の話を聞いたのは2006年の10月。紆余局圧ありましたが、見積り調整が済めば、着工できるところまできました。

 現在、若夫婦の住まいは同じ街の「三丁目」にあります。

 それで奥さんの実家を「四丁目の家」と呼んでいたのです。

 東京に「四丁目の家」は数あれど、家族にとってはここだけ。

 竣工すると同時に、三世代が一つ屋根の下へ。この呼び名は無くなるかもしれませんが、それも悪くないと思うのです。

 この家には、外部と内部をつなぐ仕掛けや、屋内でも遊べる機能を色々考えています。さてどこまで実現できるか……

 大阪から現場監理に行ける回数は7回前後。緊迫感も漂わせながらスタートします。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

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