
ホテルライクなコートハウス「ドッグランのあるタイル床の家」
ホテルライクなコートハウス「ドッグランのあるタイル床の家」– ちょっと変わった家族の、最後の夢 –
ホテルライクなコートハウス「ドッグランのあるタイル床の家」
– ちょっと変わった家族の、最後の夢 –
夫妻は結婚後、バンコクで働き、暮らしていた。
訳あって日本に戻ることになり、家を建てることを決断する。「最後の夢を実現したい」という言葉が、ズシリと響いた。
夫が言う「ちょっと変わった家族」は、タイ人の妻と2匹のチワワ兄妹。ドッグランを備えているのはそのためだ。
LDKは吹き抜けとし、非常に開放的。開口部は外部には閉じているドッグランに面して大きく取った。周辺からの視線を気にせず暮らしたいという要望から、それ以外は最小限にしている。
南と東で接道する敷地は、日当たりにおいては理想的だが、道路斜線はかなり厳しい。
南東角が複雑な形状になったのはこのためで、法規制をクリアするのには正直骨が折れた。しかし、そういったストーリーが建物を豊かにすることも間違いない。
床は総タイル貼り。バンコクでの暮らしですっかりそのライフスタイルが気に入ったからだ。浴室も含めて、「ホテルライクでクールな空間」を目指している。
2匹のチワワ兄妹は、芝生のドッグランを思う存分駆け回る。散歩から帰った後は、エントランスからも、ドッグランからもアプローチできる足洗い場で、きれいにしてから家に入れるような動線としている。
中庭の奥まったところに植えられたユーカリは、ゆったりとバスタイムを楽しめるよう配置した。
タイでは、金色は幸せを呼ぶと考えられる。妻の希望もあって、照明などに取り入れた。多様性と言われるが、普段の暮らしの中に、それぞれの価値観、慣習、感性が織り込まれた空間は、大らかで、味わい深いものになるのではと思っている。
「最後の夢」が叶ったかは、もう少し時間が経ってから訊ねてみようと思う。
【追伸】 計画スタート時の思い
2001年、31歳の1年は、アトリエmを丸1年閉めていた。
精神的に疲れ果て、海外へ旅にでたのだ。中でも、一番長く居たのがバンコクだった。
宿を取らずに初めて旅へでた。
初日、バックパッカーの聖地、カオサンストリートで安宿を探す。
兎に角不安だったが、タイ人女性が「サワディーカ」と笑顔で応対してくれたことを思い出す。
仏教国であるタイは、微笑みの国ともよばれるだけあって、皆が穏やかで優しかった。
何となく、そんな縁も感じながら「ちょっと変わった家族」のために、頑張ろうと思う。
タイへの感謝の気持ちも込めて。
コップンカップ!
Data
| 所在地 | 大阪府 |
|---|---|
| 構造 | 木造 2階建て 新築 |
| 竣工 | 2024年12月竣工 |
| 敷地面積 | 151.50 ㎡(45.83坪) |
| 延床面積 | 113.53 ㎡(34.34坪) |
|---|---|
| 1階床面積 | 63.22 ㎡(19.12坪) |
| 2階床面積 | 50.31 ㎡(15.22坪) |
平面図
立面図
断面図
- ※
- ※
- ※
- ※
- ※
- ※

















































































































































































































































































































































































































